オニャンキーの世界

2009/09/18(金)21:14

親父の思いで

人生を考える(12)

久しぶりに死んだ親父が夢の中に出て来た。 なにか相談ごとをしているような夢だった。 たまたま昨夜、22日の午前中に、1日早い彼岸の墓にお参りに行く話を妻としていたのが影響しているのかな? 仏壇にある過去帳には24日のところに父と娘の戒名が記入されている。 父も娘も月こそ違うのだが偶然にも24日に亡くなっているのである。 父は享年74歳で今から21年前に亡くなっている。 私はあと7年生きれば父の歳を超えられることになる。 果たして超えられるかどうかは分からないが・・・・。 生きているときの父にはどうしてもなじめない思いがあった。 酒癖が悪く、酒を沢山飲み過ぎると性格が一変するのだった。 暴力こそ振るわなかったが、人格が豹変し、普段我慢していた不満が一気に噴出し、大声でわめいたりするのだった。 その間、母はなだめ役で苦労していたのを今でも思い出す。 だから子供心にそんな父の姿を軽蔑し、母に同情して育ってきたように思う。 とはいえ、普段なんでもないときは穏やかで几帳面な性格。 私が中学2年のときまでは一家の生計の柱として支えてくれていた。 その後、狭心症で倒れたため仕事が十分出来ず、私が半分生計を助ける形で、中学卒業と同時に働くことになったのであった。 何はともあれその後、半分病身でありながら74歳まで生きた。 私には父の遺伝子が受け継がれている。 几帳面というこの性格は、いい悪いは別にしてどうしても私からは抜けきれない。 でも、あの嫌だった父の酒癖だけは絶対避けようと心がけたおかげで「いい酒飲み」の評価をいただいている。 男親は同じように息子たちにその生きザマを伝えるものだと言われている。 次男が妻に私のことを「親父の仕事ぶりには頭が下がる」と言ったそうだ。 もし私が死んだ時、妻や3人の息子たちから「親父は努力家であり偉かった」と感謝されるなら、もうこれ以上は望まない もちろん、まだもう少し生きるつもりでいるが、この先の寿命は誰も分からない。 ちょっと縁起でもないブログになってしまいましたね。失礼!!

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る