必要を感じると・・

最近、またまた、子育て、不登校関係の本を読みあさっている。
そんな中で、どきっとした言葉に出会った。。
「就職するために子供は生まれてきたんじゃない」

そうだよね。
その言葉の前には、
「こどもは学校に行くために生まれてきたんじゃない」
ということばもあったように思う。

これまで、こういう類の本はたくさん、それはもうたくさん読んだ。
だから、それは飲み込んでいた。はず。

でも、いつのまにか、こどもの「自立」に焦点があたっていた。
子育ての目標はこどもの自立。
将来親がいなくなっても、自分で暮らしていけるように・・
そのためには、（将来）就職できるように・・・

それは間違いではなかった。
でも、何か違うんだよね。。
「学校にいくために生まれてきた」のじゃないのと同じくらい、
「就職するために生まれてきた」わけでもないんだよね。。

いまの私。夫も子どももいる生活をしている。
主に生活の糧を得てきてくれるのは夫だけど、
仕事をしてお金を稼がないと生活していけないことは
この年になれば、身に染みて分かっているよね。
だから、こどもも将来困らないように・・・と考えたのだろう。

でも、私だって、１０代の頃は、いや、二十歳をすぎても、
就職することは、「未来」や「将来」のことであった。
毎日の暮らしは、いろいろなことで埋め尽くされていた。
友達や好きな人や勉強や趣味や遊びや・・・・もろもろ・・
「いますぐ」つかんでいなくても、「将来」なんとかなると思っていた。

娘だって、高校生になった。でも、なんとかなる、くらいでみてる。
娘は、地元の公立高校に入学して、まあまあそこそこ勉強もしてる。
たまには友達と遊びにも出かける。
ちょっと「まじめ」目だけど、うまくやってるのかな？と
しんぱいしようと思えばできないこともない。
が、まあ、そんなものだろう・・くらいですましている。

別段とりたてて心配する種もない娘ではあるけれど、
さりとて将来の保証がいまからあるわけでもない。

そんなにちがわないよね。。考えてみれば・・
そりゃあ、まあ、息子は、高校も通信制の高校だし、
不利なこともあるにはあるのかもしれないけれど、
目標をみつけて、努力すれば、さほどかなえられなくもないだろう。
そのために「必要だ」と思えば「やる気」もでるだろうし
実際やるだろう。
やるだけやって挫折したとしても、そこから得るモノもあるはず。

今だって、高校を卒業するための勉強はしているのだし・・
なんか、先走りしているのは親だけどいうか、
先回りしすぎているのかな？？

まあ、親子関係は悪くないし、もう少ししゃべる時間も欲しいけど、
あの年頃の男の子なら、それくらいでも自然な程度だし、
特に心配な行動をするわけじゃないし、
考えてみれば、そんなに、なんてことないのかもねーーー
（完全な人間でないことは、私も含めてみんな同様だし）

人つきあいもわるくないし・・・
自分で友達をつくってるみたいだし・・
父親の同僚とも気さくにしゃべるし・・
（母はシャイなのに・・・(^^ゞ）
（娘の方が、しっかりしてそうだけど、割とシャイですなー）

なんなんだろ？何が心配なんだろ？？・・よくわからなくなった。。

のんびりペースの、直前にすべりこみセーフ（アウトもありかも）
の彼だけど、何回言っても変わらないから、任せトクしかないよね。。

はーはー、見ているこっちも、修行だよね～
のど元まででかかった言葉、飲み込むんだもの。。
でも「がまん」するというより、「相手が許せば」出していますが・・・