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にゃんこ日和

にゃんこ日和

してはいけないこと・できること

子どもが不登校すると親は悩む。。
不登校に限らず、子どものことで何か問題が生じると考えるよね。
「どうしたらよいのだろうか?」って。

いや、その前によくありがちなのは、
「なんでこうなってしまったんだろう?」って。
そのとき大まかに分けて次のふたつ。
「何がいけなかったのか?」あるいは
「何(だれ)のせい?」
前者は自己否定型。自己を責めるタイプ。
後者は他者否定型。他人の責任を追及するタイプ。
後者の「他者」には子ども当人も含む。(自分以外だから)

たいていはどちらのことも両方考える。
その比率にはそれぞれ差があるのだろうけど。

しかし、少しいくと、原因を追及してもどもならん・・《注釈どうにもならない》
誰が悪いといっても何も自体は変わらへん・・・
ということに気がつく。。
そこで、「どうしたらよいのか?」ともがく。
とにかくわらにもすがる思い。
これがいいと言われればそれにとびつく。(のは私だけ?(^^ゞ)

そのうち、してはいけないことが分かってくる。
子どもを責めてはいけない。
子どもに「指示」や意見の「押しつけ」をしてはいけない。

けどさ・・・・
「してはいけない」ことが分かっても、
「こういうのはいけないという母親像」は見えてもさ・・
「ならどうしたらいいの???!!!!」って
叫びたくなってしまうんやない?
だって、まだどうしたらええんか わからへんのやもん。

「どうしたらええのんかわからへん」なんてモンじゃないやん!
だって、あれもしたらアカン。これもようない。《注釈よくない》
なんか子どものそばで息をしてもあかんような気になってくるヤン。。
(自分を消した方が子どもは元気になるのかも・・なんてことまで思ったよ)

ただただ、見守れ。待っているしかない。なんて言われてもさ・・・
(そんなん口で言うほど簡単にはできへんやんか・・・)
(だって、それって具体的にどうすることなんかわからへんのやもん)
信じて待つことが大切。。
そんなこと分かってるけどさ・・・そうしようと思うけどさ・・
そうするしかないんやもん。あれもあかん、これもあかん、で。
ほかには、してもよいということがないんやもん。

でもさ・・・
今から思うと、「できること」ってあったんだよね。。
こうしたらよいんやないの??ってことがあるんだよね。。
それが聞きたかったんやでっ!!

カウンセリングに行っても、そんなこと教えてくれへん。
「課題の分離をしましょう。子どもの課題に口を挟んではイケマセン。
親ができること??なんにもありませんよ。子どもの人生は
こどものものでしょ?」
(先生はそんなつもりで言ったんじゃないかも知れないけど)
親は何もできません。親は何にもしてはいけません。
に聞こえてしまったわ。

でもね・・・何かをつかみたかったの。。
課題の分離の必要性は分かってた。口出しをするつもりで聞いたのじゃない。
「信じて待つ」ってどういうこと?
「見守る」ってどうすること?
それがつかみたかったんよ。

後日、精神科医の講演を聴いて、つかめたような気がする。
やっと知りたかった謎が解けた気がした。
「待つ」ってね、何にもしないでいることじゃないんだよね。
よくお使いに出るお母さんが言うじゃない。
「あなた、子どもを見ていてくださいね。」って。
昔、ある知り合いが言ってた。
「ウチの旦那さん、子どもを見てて、って言うとね、
何もしないで泣いてる赤ん坊をじいーっと見てたのよ(--)」って。
笑い話だよね!(笑)漫才のネタになりそうやん!

ソウじゃないでしょう。
見てろって言ったって、視覚で見てるだけってそりゃあないでしょう?
泣いたらおしめを見るとか、だっこするとか・・・何かあるでしょう?
反応が・・。対応が・・・。

そういうことなんじゃないかなぁ?
朝顔の発芽をこっちからぐいっとひっぱって助けることではなくて、
芽が出てきたら 乾燥させないようにお水をやさしくかけてあげるとか
葉っぱがしおれてきたなと思ったらしばらく日陰にいれるとか・・
成長する当人の様子をみて、そのときそのとき必要なことが何か、
タイミングはいつかを見計らって、さっと差し出してあげる・・
そういうことじゃないのかなぁ?
(そのための用意はしておかないと・・・ね(^-^))

「待つ」というと、
時計を見ながら待ち合わせ相手を待つってイメージやけど、
そんなぼーーっと待ってるんじゃなくて、
「待機している」って感じナンじゃないのかな?
勿論、親には親の生活や人生があるのだから、
それが本筋にあって・・・待機しているのであって、
自分の時間や人生をからっぽにしろってことじゃないけど。

当人の必要なことやよいタイミングは、それこそ、
ケースバイケース、十人十色、千差万別、臨機応変・・・
方程式があるわけじゃないけど、
具体的な例(経験)は、また思い出したら少しずつ書こうと思います。

あ、そうそう、例っていったって単なる経験、単なる思い出話です。
その場その場で自分でこうかな?と思ったらやってみても良いとおもう。
ゴウインなのはアカンと思うけど、
ちょっとやってみて良さそうなあんばいなら、やってみる。
あかんそうならひっこめる。
それでもええと思う。
何やってもあかんときって、子どもの方からも
「近づくなオーラ」が出てるから分かるとおもう。。
そういうオーラを読めるかどうか・・・は大切かもね(^-^)

******
「○○してはいけない」と言うメッセージ(助言)は必要かとも思う。
子どもを早く楽にしてあげたいから。
でも「○○することはできますよ」と言ってもらえる方が、
うれしい。助かる。救われる。希望が持てる。
やろうと思える。やれる気がする。


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