2016/02/19(金)15:04
明確なビジョンの必要性
団体で何かを目指す時、まず必要なのは
「ビジョンを打ち出す」
ということではないでしょうか。
自分たちの組織は、
・何を目的としていて
・そのために何をするべき
・それを遂行するために必要なこと
を明確にして、所属する人たちと共有する。
そのためには、リーダーシップをとる人が、
「明確なビジョン」を打ち出す必要があると思います。
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組織の運営において
みんなの意見を聞きますよ、聞いて進めますよ。
という手法をとるということもあると思うのですが
いざそう言われると
なんだかとても「自分の考えを反映させてもらえそうな」感じがしますが
さて
はたしてどうでしょう?
複数の人が違うことを言ったり
運営のポジションにいる人と違う意見が出たら
どうしますか?
これは一見、
広く意見を聞くという民主主義的な雰囲気を持ちつつも、
本来「運営責任のある人の責任放棄」という
考え方もできるのではないでしょうか。
根本的な、骨組みにあたる部分をどう組み立てるのか、
どういう考えでやるのか?を
みなさんどうしたらいいですか?
では、組織は動いていきません。
そこは運営責任者が、まずは明確に打ち出すべき項目です。
先ほどのような手法は
見方によると
「みんな、やりたくないとか、やり手がいないとか大変な状態だから誰かやってくれない?
あ?意見ある?手を挙げた?じゃ、アナタやってよ!」
みたいになってしまわないでしょうか。
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「ビジョンを強く打ちだしたら、それに同意しない人が辞めてしまう」
「一部の賛同者以外のより広く多くの人に関わってもらえなくなる」
という考え方があるとしたら。
一体、その組織は何がしたくて、「組織」という形態をとっているのでしょうか。
私は逆の考えが頭に浮かびます。
「組織」である以上、
ましてミッションを持った組織であればなおのこと、
そこが明確でなければ、
メンバーは何を頼りに、何を動機に活動に関わるのでしょうか。会費まで払って。
少しでも大変だと感じることがあれば「やーめた!」ってなるのは、
ビジョンが不明確で、「何のためにやっているのか分からない」からではないでしょうか。
ビジョンが共有されていれば
それを達成するために、という思いは明確ですから、
会員が極度に負担にならない程度に
やれることを探してやっていこう。というモチベーションになるのではないでしょうか。
ビジョンの共有は、組織内にとどまらず、
地域の何かを変えたいとか
よりよくしたいと思うならば、
組織の枠を超えて
関わる団体や世間の多くに共有していく必要があります。
そのために「事業」を展開するのであり
それに必要なのが「組織」なのではないでしょうか。
「こういう世の中になってほしい」
を達成するために必要なことは何なのか。
そして
「組織として、そこへ近づいていくための努力をしていく覚悟があるのか」
を問われる瞬間が時としてあったりするのだと思います。