まったり Oneday

2016/02/19(金)15:04

明確なビジョンの必要性

市民活動(64)

団体で何かを目指す時、まず必要なのは 「ビジョンを打ち出す」 ということではないでしょうか。 自分たちの組織は、 ・何を目的としていて ・そのために何をするべき ・それを遂行するために必要なこと を明確にして、所属する人たちと共有する。 そのためには、リーダーシップをとる人が、 「明確なビジョン」を打ち出す必要があると思います。 *** 組織の運営において みんなの意見を聞きますよ、聞いて進めますよ。 という手法をとるということもあると思うのですが いざそう言われると なんだかとても「自分の考えを反映させてもらえそうな」感じがしますが さて はたしてどうでしょう? 複数の人が違うことを言ったり 運営のポジションにいる人と違う意見が出たら どうしますか? これは一見、 広く意見を聞くという民主主義的な雰囲気を持ちつつも、 本来「運営責任のある人の責任放棄」という 考え方もできるのではないでしょうか。 根本的な、骨組みにあたる部分をどう組み立てるのか、 どういう考えでやるのか?を みなさんどうしたらいいですか? では、組織は動いていきません。 そこは運営責任者が、まずは明確に打ち出すべき項目です。 先ほどのような手法は 見方によると 「みんな、やりたくないとか、やり手がいないとか大変な状態だから誰かやってくれない? あ?意見ある?手を挙げた?じゃ、アナタやってよ!」 みたいになってしまわないでしょうか。 *** 「ビジョンを強く打ちだしたら、それに同意しない人が辞めてしまう」 「一部の賛同者以外のより広く多くの人に関わってもらえなくなる」 という考え方があるとしたら。 一体、その組織は何がしたくて、「組織」という形態をとっているのでしょうか。 私は逆の考えが頭に浮かびます。 「組織」である以上、 ましてミッションを持った組織であればなおのこと、 そこが明確でなければ、 メンバーは何を頼りに、何を動機に活動に関わるのでしょうか。会費まで払って。 少しでも大変だと感じることがあれば「やーめた!」ってなるのは、 ビジョンが不明確で、「何のためにやっているのか分からない」からではないでしょうか。 ビジョンが共有されていれば それを達成するために、という思いは明確ですから、 会員が極度に負担にならない程度に やれることを探してやっていこう。というモチベーションになるのではないでしょうか。 ビジョンの共有は、組織内にとどまらず、 地域の何かを変えたいとか よりよくしたいと思うならば、 組織の枠を超えて 関わる団体や世間の多くに共有していく必要があります。 そのために「事業」を展開するのであり それに必要なのが「組織」なのではないでしょうか。 「こういう世の中になってほしい」 を達成するために必要なことは何なのか。 そして 「組織として、そこへ近づいていくための努力をしていく覚悟があるのか」 を問われる瞬間が時としてあったりするのだと思います。

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