てまり - ねこ の独り言

2005/03/01(火)10:50

ドブロクをつくる(簡易バージョン)(加筆あり)

過去(283)

2回目に挑戦したのは簡易バージョン。 つまり、どこの家庭にでもある道具を使って・・・ お酒がなぜ出来上がるか。 糖分を発酵・分解する菌がいて、 菌が糖分を食べて、炭酸ガスとアルコールにしてくれる。 菌が上手に生きられる環境は、適度な濃度の糖分と温度。 そして、発酵食品のおもしろい特徴は・・・ 1種類の菌が元気に活躍していると、他の菌は活躍できない。 結果として保存食になる。 だから、極端な話、砂糖水にイースト菌を入れただけでも それなりの物は出来る。 でも、砂糖水だと・・・はっきり言って美味しくない。 単純に言えば、この砂糖水で作ったものを蒸留したのが 市販の酒類をみると、原材料に醸造用アルコールと書かれている。 梅酒などを漬ける時に使うホワイトリカーなども同じもの。 そこで、風味をつけるために、 レモンティーで作ると言うのをやってみました。(昨日の日記) お酒の歴史を言えば・・・ 蜂蜜を適度な濃度にして(薄めて)おくと、ミードというお酒になるらしい。 (私はやったことがないが) 古代エジプト、ギリシャ、そのあたりの事を調べていくと、 ミード(蜂蜜酒)という記述を見つける事が出来る。 これが、神々が好んで飲んだと言うミード。 でも、味的にはどうなのだろうか? 美味しそうには見えないが。。。 そして、サルも作ったと言うのが ぶどう酒。 野生の山葡萄でも可能らしい。 樹のうろなどに葡萄を入れておき、自然発酵させるもの。 自然界の果実で、そのまま潰してお酒になるのは・・・ 葡萄と、りんご。 果実の表面につく、白い粉 これが重要で、発酵菌の元になる。 作り方はとても簡単。 葡萄、又はりんごをそのまま(洗わずに)潰してかめなどに漬け込む。 1日1回かき混ぜると、フルーティーなお酒が出来るらしい。 でも、これも日本では酒税法の基に、禁止行為。 ただ、アルコール度数が0.9%未満であれば、 酒類にならず、ジュースの扱いなので、法にはふれない。 残念ながら、こちらはまだ試した事がありません。 なぜなら・・・ アルコール発酵させるのには、適度な糖分を維持することが必要。 温度も・・・ 私が関心を持っているのは、やっぱり どぶろく。 お米のお酒。 米類はでんぷんを糖類に分解し、それをアルコール発酵させる必要がある。 そこで・・・ 非常に安直な方法。 用意するものは適度な大きさの鍋。(ほうろう製、ガラス製が理想) 金属系を嫌うので。 消化酵素(タカジアスターゼ:薬局で胃薬として販売されている) まず、おかゆを炊きます。(市販の甘酒の素くらいのべとべとな感じ) 人肌程度に冷まし、消化酵素を加えよくかき混ぜる。 4時間ほど置き、なめてみると、わずかに甘くなっています。 そこへドライイーストを加えます。 毎日かき混ぜながら味見をします。 カルピスに炭酸を加えたような物が出来上がれば、成功です。 パパは、これが出来た時に、もっと本格的にやろうと言い出しました。 楽天に適当な消化酵素が売っているか検索しましたが ドブロクを作るために良いものは売っていませんでした。 純粋に消化剤だけのものが良く、 胃薬として制酸剤が入っていると・・・あまり・・・ と言うわけで、もし試して見たい方は、 市販の甘酒の素を(甘くてドロッとしているもの)を 適度な濃度に薄め、ドライイーストを加えたほうが良さそうです。

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