2005/03/01(火)10:50
ドブロクをつくる(簡易バージョン)(加筆あり)
2回目に挑戦したのは簡易バージョン。
つまり、どこの家庭にでもある道具を使って・・・
お酒がなぜ出来上がるか。
糖分を発酵・分解する菌がいて、
菌が糖分を食べて、炭酸ガスとアルコールにしてくれる。
菌が上手に生きられる環境は、適度な濃度の糖分と温度。
そして、発酵食品のおもしろい特徴は・・・
1種類の菌が元気に活躍していると、他の菌は活躍できない。
結果として保存食になる。
だから、極端な話、砂糖水にイースト菌を入れただけでも
それなりの物は出来る。
でも、砂糖水だと・・・はっきり言って美味しくない。
単純に言えば、この砂糖水で作ったものを蒸留したのが
市販の酒類をみると、原材料に醸造用アルコールと書かれている。
梅酒などを漬ける時に使うホワイトリカーなども同じもの。
そこで、風味をつけるために、
レモンティーで作ると言うのをやってみました。(昨日の日記)
お酒の歴史を言えば・・・
蜂蜜を適度な濃度にして(薄めて)おくと、ミードというお酒になるらしい。
(私はやったことがないが)
古代エジプト、ギリシャ、そのあたりの事を調べていくと、
ミード(蜂蜜酒)という記述を見つける事が出来る。
これが、神々が好んで飲んだと言うミード。
でも、味的にはどうなのだろうか?
美味しそうには見えないが。。。
そして、サルも作ったと言うのが
ぶどう酒。
野生の山葡萄でも可能らしい。
樹のうろなどに葡萄を入れておき、自然発酵させるもの。
自然界の果実で、そのまま潰してお酒になるのは・・・
葡萄と、りんご。
果実の表面につく、白い粉
これが重要で、発酵菌の元になる。
作り方はとても簡単。
葡萄、又はりんごをそのまま(洗わずに)潰してかめなどに漬け込む。
1日1回かき混ぜると、フルーティーなお酒が出来るらしい。
でも、これも日本では酒税法の基に、禁止行為。
ただ、アルコール度数が0.9%未満であれば、
酒類にならず、ジュースの扱いなので、法にはふれない。
残念ながら、こちらはまだ試した事がありません。
なぜなら・・・
アルコール発酵させるのには、適度な糖分を維持することが必要。
温度も・・・
私が関心を持っているのは、やっぱり どぶろく。
お米のお酒。
米類はでんぷんを糖類に分解し、それをアルコール発酵させる必要がある。
そこで・・・
非常に安直な方法。
用意するものは適度な大きさの鍋。(ほうろう製、ガラス製が理想)
金属系を嫌うので。
消化酵素(タカジアスターゼ:薬局で胃薬として販売されている)
まず、おかゆを炊きます。(市販の甘酒の素くらいのべとべとな感じ)
人肌程度に冷まし、消化酵素を加えよくかき混ぜる。
4時間ほど置き、なめてみると、わずかに甘くなっています。
そこへドライイーストを加えます。
毎日かき混ぜながら味見をします。
カルピスに炭酸を加えたような物が出来上がれば、成功です。
パパは、これが出来た時に、もっと本格的にやろうと言い出しました。
楽天に適当な消化酵素が売っているか検索しましたが
ドブロクを作るために良いものは売っていませんでした。
純粋に消化剤だけのものが良く、
胃薬として制酸剤が入っていると・・・あまり・・・
と言うわけで、もし試して見たい方は、
市販の甘酒の素を(甘くてドロッとしているもの)を
適度な濃度に薄め、ドライイーストを加えたほうが良さそうです。