2005/09/21(水)07:56
家の基礎
(注意:これは平成6年ごろの事です)
基礎と設備は親父がやってくれる事になった。
斜面が多い場所なので、主人のスペース(日曜大工、木工制作が趣味)
これらの機械はかなりの音を出す。
そういう事情もあり、山の中でないと近所迷惑で住む事が出来ない。
これらの機械を置くスペースに通常で言う地下部分を使う事にした。
つまり、基礎と簡単には言えない。
普通の家の1階分の高さを上げなければいけない。
当然、その分、強度も材料選びも必要になる。
そして。住居部分に市販の中古プレハブを使う事に決定。
よく、選挙事務所などとして使われるのだが、サイズが決まった物しかない。
場所と予算の都合で2間×5間の10坪になった。
非常に使い勝手の悪いサイズ。
しかし、お金なし、時間なし。の私たちには不満など許されなかった。
基礎部分の親父の用意した材料、そして作業を見ていて非常に不安になった主人。
(理由は後ほど)
見よう見まねで何でもこなすが、
それなりの理屈がわかってやっているわけではないので
???な仕事内容と材料選びをしてくれる。
そこで何か言えばヘソを曲げる。
(永い間一人で仕事をし、子育てもせずに、
稼いだお金は全て自分の自由にしてきた弊害でもある)
とりあえず、プレハブを乗せることになった。
そして、基礎の上にプレハブを乗せたのだが、
業者の人にも対策をたてるように言われるくらいひどい基礎だった。
(材料と工法の問題)
プレハブを乗せるだけなら良い。
しかし、住居として使うにはそれだけでは不十分。
保温材を入れ、内装をしなければいけない。
生活する為に必要なさまざまな物を入れる必要がある。
つまり、それだけ重たくなるという事。
その重さに基礎が耐えられるか・・・
よくテレビなどで欠陥住宅などと言われているが
その欠陥住宅も真っ青な代物が出来上がっていた。
それなりに補強の措置を取ったが、
それでも最初から計画して行うのと、後でいじるのとでは
労力・その他、全く違う。
つまり・・・
親父の仕事は、ジャジャ(佐渡弁でいいかげん・ザツ)
な仕事であり、植木屋としては問題ないが
その他の事に関しては、まったく・・・
私はこのことにすっかり嫌気がさし、
以後、もう仕事は頼みたくないというのが本音だった。
当然、基礎だけの問題ではなく、水道・その他に関しても
同じ事が言えたりする。。。
その欠陥住宅も真っ青な家に、実は現在も住み続けている。
大地震などの災害が来ない事をただただ祈るばかりだったりする。