2020/05/21(木)23:26
結局 「ババ」を引いたのは 野党!
今の野党が「如何にお粗末か」結局 思い通りにならず
地団太踏んでいるのは立憲民主でしょ?
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阿比留瑠比の極言御免 (産経新聞)支持者の利益損ねた立民なるほど確かにそうだと膝を打った。検察官の定年を65歳に引き上げる検察庁法改正案の今国会での
成立が見送られたことに対して、自民党の世耕弘成参院幹事長は
19日の記者会見でこう述べた。-----------------
「逆に立ち止まって考え直すいい時間ができた。
これだけ(新型コロナウイルス感染拡大によって)経済が苦しく
雇用環境が厳しくなっている中で国家公務員や地方公務員だけが
給料も下がらないまま5年も定年延長されていいのか」
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検察庁法改正案は国家公務員法改正案と一体化した「束ね法案」
である。
野党はこの2つの切り離しや検察幹部の定年特例延長部分の廃止
を主張していたが・これらは混然一体となっており
「いったん撤回して組み直さないと無理」(法務省幹部)
なのが実態だった。
そして国家公務員法改正案が成立しなければ・国に準拠して
定める地方公務員の定年引き上げも据え置かれる。政府・与党にとっては痛くもかゆくもない話だが公務員労組で
ある自治労を支持基盤とする立憲民主党にとっては支持者から
得られたはずの利益を損ねる結果となる。世耕氏は次のように指摘したが、うなずける。
「そもそも国家公務員・地方公務員の定年延長という話は
人手不足の経済環境・雇用環境を前提に議論されてきた。
今その前提状況が大きく変わった」
改正案は継続審議扱いとなり普通は秋の臨時国会で再審議
される事になるが・世耕氏はこうも語った。「臨時国会で議論といわれているが秋には雇用環境が厳しく
なってくる。そういった時期に公務員の定年延長という
議論が本当に成り立つかどうか」
安倍晋三首相も・これ以上・法務省・検察側の求めに応じて
提出した改正案によって痛くもない腹を探られ続けるのは
うんざりだろう。首相は以前から・一連の騒動に関して
「大体・検察の人事をこっちで決めているわけではないし
はなから私は熱心ではない」と呆れており・安倍政権下では
もう改正案は日の目を見ないとの観測もある。
立憲民主党は・改正案の成立見送りについて
「日本の民主主義の大きな前進」(18日枝野幸男代表)等と
勝ち誇っていたが・実は政府・与党が成立の意欲を失っていく
事に慌てていたのではないか。枝野氏は同日のツイッターでこんなことも訴えていた。「私達が異議を唱えていたのは幹部検察官の恣意的(しいてき)
な職務延長。一般の公務員等の一律の定年年齢引き上げは
与野党一致して賛成です」大切な自治労に対し・自分達の反対による失策ではないと
言い訳しているように聞こえる。
又・産経新聞が改正案審議について「もうやらなくていい」
と首相が漏らしていると報じた20日には・立民の安住淳国対
委員長が記者団に対し・八つ当たり気味に世耕氏を批判した。「コロナの時に・こんなに衆院でエネルギーを費やして
国民世論を巻き込んでやっているのに・今になって この
改正案で65歳の定年がおかしいとか 自民党の責任者が
そんな事を言い出したら・与党をやめた方がいい」
何を言っているのかよく分からない。
コロナ禍で国民が大変な思いをしている時に・コロナ対応で
忙しい首相や閣僚を拘束し消耗させ「火事場泥棒」と罵倒
してまで改正案成立の足を引っ張った党はさてどこだったろうか。
(論説委員兼政治部編集委員)