テーマ:☆詩を書きましょう☆(8382)
カテゴリ:POEM
寒風の中 二人は彷徨う 行くあてなどない 長い旅路を お互いがお互いの嘘を知りながら それでも 何故か愛を求める
あなたのコロンの残り香 煙草の甘い香り それだけで 私はあなたに触れたい 君の柔らかい髪 細い肩 それだけで 僕は君が欲しいよ
偽りの温もりと 嘘だらけの優しい言葉 それに気付いていても 二人は 何故か貪り合う それでも二人は ただ抱きしめ合う
手紙の私と 電話の私 どっちがホントの私かなんて あなたには ずっとわからない 電話の僕と メールの僕と 君には ホントの僕が わかっているのかい
気付かなければ良かったと 知らなければ良かったと お互い 口になど出さず 只 お互いの肌の温もりだけが恋しい
あなたの愛と優しさは 私のためじゃないことなど とっくにわかってた 君の優しい言葉 切ない眼差し 誰のために生きている 僕のために生きているのかい
それでも二人は 凍える身体を重ね合わせて 二人だけだと信じていたい 泡沫のように消え去るとわかっていても 刹那のまやかしの愛だと知っていても
愚かなことだとわかっていても 私は あなたを求めて止まない 愚かなことだわかっているから 僕は 他の女を求めるよ
紫衣 聖良 何だか切なくて、もの悲しい
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