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嘘を求める旅に出よう

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Feb 6, 2010
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カテゴリ:POEM

 

寒風の中 二人は彷徨う

行くあてなどない 長い旅路を

お互いがお互いの嘘を知りながら

それでも 何故か愛を求める

 

あなたのコロンの残り香 煙草の甘い香り

それだけで 私はあなたに触れたい

君の柔らかい髪 細い肩

それだけで 僕は君が欲しいよ

 

偽りの温もりと 嘘だらけの優しい言葉

それに気付いていても

二人は 何故か貪り合う

それでも二人は ただ抱きしめ合う

 

手紙の私と 電話の私

どっちがホントの私かなんて

あなたには ずっとわからない

電話の僕と メールの僕と

君には ホントの僕が わかっているのかい

 

気付かなければ良かったと

知らなければ良かったと

お互い 口になど出さず

只 お互いの肌の温もりだけが恋しい

 

あなたの愛と優しさは

私のためじゃないことなど とっくにわかってた

君の優しい言葉 切ない眼差し

誰のために生きている

僕のために生きているのかい

 

それでも二人は

凍える身体を重ね合わせて

二人だけだと信じていたい

泡沫のように消え去るとわかっていても

刹那のまやかしの愛だと知っていても

 

愚かなことだとわかっていても

私は あなたを求めて止まない

愚かなことだわかっているから

僕は 他の女を求めるよ

 

紫衣 聖良

何だか切なくて、もの悲しい
言葉がフッと浮かんで、消えないうちにメモしたら
こんな詩になってしまった・・・
完全に現実逃避

 






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Last updated  Feb 6, 2010 03:17:39 PM
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