夢み登場
夢るが年中*夢むが年少の冬の日はじめての女の子夢みがうまれました*朝は毎日たいへんでしたふたりの兄たちのきがえそしてふたつのお弁当作りそのあいだおなかがすいたよぉと夢みは泣きつづけますでもふたりの手をひいて幼稚園へおくらなくてはなりません首のすわらない夢みはおいていくしかありませんでした数分後あわててかえるといつも夢みは声もでないほどぐったりとしていました涙でくちゃくちゃの顔からはゆげがぽおっとたちのぼっていましたごめんねごめんねとおちちをあげながら夢みの手をきゅっとにぎりしめ一緒になみだぐんでいました*夢みはうまれてすぐのそのときあきらめということを知ったのだとおもいますぐずることもなく兄たちに口答えをすることもなくすくすくといつのまにか大きくなっていました風船になまえをつけたりそうじきになまえをつけたり夢みは夢をみながら日々成長をつづけています