何を価値とするか?
先日、タイムズ紙に「日本のモンスターペアレント、センターステージを奪う」というタイトルの記事が載ったそうだ。内容は、ある郊外の小学校で、ヒロインの白雪姫がなんと25人も現れる学芸会が行われたというもの。男子はどうしたのかな?全員、王子様だったのかしら?私が幼稚園の時を思い出した。お遊戯会で「シンデレラ」のオペレッタをやることになって、私はシンデレラ役に選ばれた。でも後日先生に「ナレーター」って役を作ったからそっちをやってとお願いされた。そしてシンデレラ役は、同じ組みにいた理事長の娘さんがやるコトになった。ただ、台本が書き直されて、シンデレラよりナレーターの方が出番もセリフもダントツに多くて、衣装も先生が目立つ赤いドレスを用意してくれたので、どうも主役より目立ったみたい。私は…何とも思わなかった。どんな役でもよかったし、みんなで1つのコトを一生懸命やるのが楽しかったから。主役以外は価値が無いと思ってる人が沢山いるのかな?人は一人で生きてないから、色んな立ち居値の人が居て、それぞれが全てに関わってて、そうやって世の中出来てると思う。だから、価値のない役なんてないのに。前にCMで、お遊戯会でワカメ役を汗みどろになりながら熱演する男の子が、後ほど笑顔で「はぁ~」っとシャワーを浴びるシーンがあった。そういうのステキだと感じちゃう。私はお仕事でも、俗に脇役って言われる役が好き。目標は「この人が脇にいると作品や主役の…」「輝きが増すね!」とか「重みが増すね!」とか「面白さ倍増だね!」なんて言って言って頂ける役者。主役はとても大切で重要なコトに変わりないけど、適材適所で、人にはそれぞれ役割があって違う輝きがあるはず。今回の記事の父母の皆様は、小学生の我が子に「主役以外は価値がない」って言ってしまったようなものだと思ってしまう。子供達が大人になるにつれ、親の守りや援助が行き届かなくなった時主役の扱いを受けられない状況になったら、「自分にはもう価値はないんだ」なんて思ってしまわないか心配。********************************グレードアップして追加公演決定!うわの空・藤志郎一座「どこでもない場所」追加公演in習志野習志野市民会館 2008年7月12日(土)、13日(日)▼料金(全席自由、期間中有効券)前売2,000円/当日2,500円※学生割引→前売・当日共に、学生の方は500円割引!(前売1,500円/当日2,000円)▼日程(全3ステージ)7月12日(土) 14:00/18:00 13日(日) 14:00【期間中有効券】日時指定がないチケットです。 公演期間中どのステージでも、 1回に限り有効です。▼開場 習志野市民会館▼チケットご予約・お問い合わせ:習志野市社会福祉協議会電話:047-452-4161※もしくは私にメールください!!b-cat_n@mail.goo.ne.jp