ウィリー、14年間ありがとう
残念ながら、悲しいお知らせをしなければなりません。去年の10月末から闘病中だった猫のウィリーが、2012年1月12日の10時30分に息を引き取りました。1997年の4月頃に生まれ、その年の7月に我が家にやってきてから14年の生涯でした。年末から年明けにかけて少し元気になっていたのですが、今週に入ってまた食欲がなくなったので週に一度の通院で診てもらおうかと思っていた矢先の出来事でした。1月11日の夜中に急に苦しみ始め、黒っぽい液体を吐いた後歩くこともできないほどぐったりした状態になったので、翌日母が動物病院に連れていったようでした。帰ってきても寝た状態で時々体の位置を動かすことしか出来ないみたいで、背中やアゴの下をさすってやると少し楽そうな顔をしていました。そしてしばらくして一度苦しそうな声を上げた後、目を見開いたまま何度か荒い息を吐いてそのまま動かなくなりました。信じられなくて抱き上げると、何の抵抗もなく顔がカクッと横を向いて手足も人形のようにブラブラした状態になっていたので、何が起こったのか理解しました。目を開けたままでまだ体温も残っているので、もしかしたら疲れて横になっているだけかと思って何分かに一回体をゆすってみたんですが、やはり運命は定まってしまったようです。今は本当に眠ったように膝の上の座布団に体を横たえています。寒くなるとこんな風にウィリーは膝に乗ってきたものですが、もう起きてくることはありません。容態が急変した原因が何なのかわかりませんが、体調が悪くなった元々の要因である貧血は10月末以降回復の様子を見せていませんでした。成分の数値としてはいつどうなってもおかしくないような水準まで来ていて、体重も3kg、2.8kg、2.5kgと減り続けていました。そのため、見た目に少し元気になっても心のどこかで「今がウィリーとの最後の時間なのだ」と予感していたので、きっとウィリーとお別れすることになっても取り乱すことなく受け入れることができると思っていました。ウィリーが年をとり始めた頃や、病気になった当初の楽観的な気分でいられた頃に「もしウィリーが死んだとしたら自分は耐えられるのか」という想像をして、「いやきっと何もする気が起きないほど落胆するか、冷静さを失ってしまうだろう」と考えていたんですが、今はその頃の想像に比べてずいぶん冷静な気持ちでいられています。もちろんこれから「ウィリーのいない生活」が始まるので、そうなったらどうなるのかわかりませんが、ウィリーが2ヶ月半の間頑張ってくれたことでこちらも落ち着いて受け入れる準備が出来たのかなと思います。これから、家に帰ってもウィリーが出迎えてくれることも、朝になって布団に入ってくることも、料理をしている時につまみ食いをすることもなくなります。そんな生活がどういうものか想像も付かないほどウィリーに頼り切って生活していたんだなあと今更ながらに実感します。母親の勤めていた幼稚園に迷い込み、タンスの裏に挟まって動けなくなっていたので連れ帰って背中の怪我を治療していたら、情が移ってそのまま一緒に生活することになったのがウィリーとの出会いでした。小さい頃の記録は残っていませんが、子猫らしく活発でした。成長するにしたがって落ち着いた性格になり、お客さんや家の前を通る人にも警戒するどころか自分から寄っていって体をすりすりすることもありました。特に芸を覚えるわけでもなく、尻尾はタンスの裏に挟まった影響か折れ曲がっていましたが、そんなところも含めて自分にとってはウィリーが一番かわいい猫でした。そしてこれからもそうであり続けることでしょう。これまで14年間、本当にありがとう。しばらくブログはお休みします。皆さんのブログへのコメントもその間出来ませんが、寂しくなったらのぞいてみることもあると思います。とりあえず49日が過ぎるまで、遅くても半年後には戻ってこれるでしょう。当分、ウィリーの昔の写真を見るだけで思い出してしまって悲しくなると思うのですが、いつか懐かしい気持ちで見ることが出来るようになったらしっかり整理してサイトのほうに記録しておこうと思います。