水晶部品、６月、受注量・額とも減、単価は下げ止まり感

水晶部品は通信系部品の出荷動向を見る上で不可欠。 水晶部品、６月、受注量・額とも減、単価は下げ止まり感。 2007/08/22 携帯電話やデジタル家電に使う水晶部品の受注量が二カ月ぶりに減少した。国内の主要メーカーが加盟する日本水晶デバイス工業会（東京・新宿）によると、六月の受注量は前月比一％減の七億三千二百万個。受注額は〇・三％減の二百二十九億二百万円だった。平均単価には下げ止まり感が出ている。 携帯電話などに使う主力の産業用水晶発振器の受注量は六千八百四十万個、受注額は五十九億二千七百万円。ともに四％程度減少した。新興国向け携帯電話市場で台湾、韓国メーカーの安値攻勢が強まったため、国内の水晶部品メーカーの受注量が減った。自動車の制御に使う車載用水晶振動子の受注量は三千八百二十万個と一・三％減った。減少は四カ月ぶり。