2008/11/05(水)04:04
Moody'sの「日本のガラス業界の見通しネガティブ」判断
今日の東京株式市場、なかなか美しい上昇。
先日のはでな下げのときに買い出動できなかった人は本当に
惜しかったですね。あんなチャンスはなかなかない。
今度またやってきたら。。? きっと買えないでしょう、怖くて。
そんなもんです。
すでに相場でやられ、重傷の人。
途方にくれて傷だらけの人生を強いられてことでしょう。
でも下げてる過程で売らなかった人は、今相場の反騰のありがたさを
かみしめていることでしょう。
今夜のNY株式市場、現在 +268ぐらい。
原油、商品市況も反騰。
明日は商社、石油株の出番か。
Mooooody'sのnegative report.
自動車と建築、住宅向け比率の高いガラスメーカーはそのぶん
ネガティブということでしょう。フラットパネル向けの液晶ガラスの
売上げ構成と利益の構成をちゃんとチェックして、今期と来期の
業績をしっかり見ていくのがいいのでしょう。
あとのポイントは世界のガラス業界の市場構図。業界の再編成の
思惑でしょうか。
足を引っ張る分野。
収益を牽引する分野に特化したガラスメーカーもあるしね。
でも今地獄の販売状況となっている自動車向け、自動車関連業界は
部品や設備投資関連株等。株価も収益のパフォーマンスもひどいはず。
しかしながら、北米自動車市場がいつかどこかで大底をつけて
回復しそうな状況になったときは、逆に自動車向けの依存度の高い企業の
株価がアウトパフォームすることになるのでしょう。
いつもワンパターンで銘柄選択していると、(世界のファンドの)プロの銘柄
入れ替えのときにひどいめにあうかもしれないね。
気をつけましょう。
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ムーディーズ:日本のガラス業界の見通しネガティブ2008-11-04 13:56
2008年(平成20年)11月4日、東京、ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、
日本のガラス業界の見通しはネガティブであるとのレポート「インダストリー・アウトルック:日本のガラス業界」を発表。
「業界全体では、経済状況の悪化と需要の減速が収益を圧迫しており、また、最近になって燃料価格は低下したものの、エネルギーコストが今後も主要なリスクとして残る」と、レポートの筆者でシニア・バイスプレジデント-リージョナル・クレジット・オフィサーの大槻栄美子は述べる。
しかしながら、サブセクターごとの見通しは一様ではない。例えば、FPD用ガラスセグメントの見通しは安定的である。これは、高水準の設備投資と需給のミスマッチが潜在的なリスク要因であるものの、需要の拡大と比較的タイトな需給バランスが継続していることを踏まえたものである。他方、1番目と2番目に市場規模が大きい板ガラス及び自動車ガラスセグメントの見通しは、エンドマーケットの需要減速を反映し、ネガティブである。これが、ガラス業界全体の見通しをネガティブとした主な理由である。
「しかしながら、ムーディーズの格付け対象となっている日本のガラスメーカー3社、旭硝子(A1/P-1)、日本電気硝子(A2)、日本板硝子(Baa3)の格付け見通しは安定的である。これは、寡占的な世界のガラス市場における主導的な地位、事業分散と地理的な多角化、技術的な優位性、堅実な財務方針を踏まえたものである」と筆者は述べる。
格付け対象の日本のガラスメーカー3社は、寡占的なガラス市場における主導的な地位をベースに、ネガティブな市場トレンドに対処することができるだろう。各社はすでに生産調整やコスト削減などの対策で状況に対応するとともに、顧客への価格転嫁を行っている。また、格付け対象の日本のガラスメーカーは、比較的安定した製品や地域への比重が大きいため、ネガティブな市場トレンドの影響が相対的に小さいであろう。
「格付け対象各社は寡占的なガラス市場で主導的な地位を維持するとともに、債務削減に重点をおいた堅実な財務方針を維持し、それが現行の格付けを支えることになるであろうとムーディーズは考えている」と筆者は述べる。