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ピーター・バフェットの株式日記

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2011.03.04
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アナリストのレポートは3秒で捨てる。これプロの世界の現実

今日はこれから証券会社のアナリストをめざしている人に読んでほしいね。

今日書く、ドギツイ内容をこれまで書いた人間はいないでしょう。

もしかして世界で僕が初めてかもしれないですね。

プロのアナリストとか証券会社の営業マン、ファンドマネージャーにも聞いてみて

ください。「確かに。」と、うなずくでしょう。





ネット証券は個人投資家をいかにとりこむかが大事だけど、

大手証券会社はいかに法人客をとりこむか、そして海外の機関投資家を自社の

顧客にするか。毎日の売買注文をいかに取るか。売り出しのときに

大口の株数で100万株単位ではめ込める相手をどれだけ確保するかが勝負でしょう。



今夜の話は大手証券会社がいかに海外機関投資家から初注文を取るか、

商売相手として、そのリストにのせてもらえるか。カギはアナリストでしょう。



海外のファンドが証券会社を評価するポイントは20項目ぐらいありますが、

80%はストラテジスト、エコノミスト、産業担当のアナリストでしょう。

残りの20%は担当営業マンと毎日の情報サービス。緊急のリクエストに

どこまで対応できるか、雑用までできるか、10億円から100億円単位の

売りと買いの決めをできるか、どうかですね。



で、毎日証券会社からレポートが届いてほぼ30cmぐらい。

海外のオフィスでは1日の仕事を終えて帰るとき、デスクの上は

きれいに片付け、何もない状態にしておかないと解雇になる可能性があります。



従って証券会社のレポートは毎日どんどん捨てていく。

=================================================


●レポートは通常3秒で捨てる。あとで読むなんてどんどんたまるから。

●10ページ以下のレポートは捨てる。

 収益サイクル3回分。過去10年ぐらいのデータは必要。

●業界のデータがないレポートはすぐ捨てる。

 なぜその株を選ぶのか、個別企業レポートだけでは判断できないから。

●アナリストの名前の書いてない証券会社のレポートは1秒で捨てる。

●事業分野の内訳、利益の内訳の書いてないものはすぐに捨てる。

 利益の源泉が不明で将来も不明。株など怖くて買えない。

●過去に質問して返事のなかったアナリストのレポートは1秒で捨てる。

●世界の業界の数字のないレポートは捨てる。

 世界の業界を見てないアナリストのレポートは2秒で捨てる。

 自動車、機械など。今はグローバル運用時代。

 一人のプロが自動車ならすべてのメーカーの投資判断する傾向になってます。
●薬品業界のアナリストで1970年以降の医薬品市場の構造変化など

 説明できないアナリストのレポートはこれも3秒で捨てる。

 過去を知らないアナリストに現在と将来を語る資格はないでしょう。

●自分が担当する業界の企業それぞれについて最強のポイント、弱点を

 指摘できないアナリストは二度と呼ばないし、レポートは1秒で捨てる。

●自分が薦める株についてリスクポイントを3秒で答えられないアナリストの

 レポートは3秒で捨てる。 
=================================================



ざっとこんな感じでしょうか。

アナリストが必死で書き上げたものを3秒で捨てるとはひどい話です。

でもこれが世界の現実。

読んでほしいならしっかりしたレポートを書くしかない。

その人のレポートを読まないことにはその業界への投資は不可能と言われるくらいの

アナリストになることこそ、年俸1億円の道ですね。





とは言うものの、僕はとても捨てられず、

デスクの上、デスクの下。椅子の後ろ。たまりまくった。

警告は10回ほどうけました。



でも、本格運用開始して3年でイギリスの日本株投信運用ランキングで

トップに立って、その後は誰も何も言わなくなりました。(1995年の上半期だけ一回。

その後、1995年から2000年までの3年、5年のパフォーマンスも上位20%にいつも

入ってました。自慢するつもりはないですが)

俺は日本人だから英語のレポート一冊読むのに1ヶ月かかるんだからと。いつもうそぶいて

ました。


テレビででくる外資系通信アナリストのI君の年俸は1億円。

先日NHKででた通信、ネット業界アナリストのH君。

昔、彼はパソコン使ったことがないのにネット業界の将来について書いて

いたのを知ってびっくり。すぐロンドンの営業部長に電話して彼にパソコン

買ってあげてとお願いしたのは僕です。

ファナックの株価が激しく動くときはいつも元新日本証券のH君がいます。

彼が外資系にいくとき、相談相手になってあげました。(XXX証券は避けたほうがいいとか)































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Last updated  2011.03.04 22:38:10
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