ピーター・バフェットの株式日記

2011/08/02(火)13:01

半導体製造装置株の投資の視点

半導体製造装置、液晶製造装置(21)

東京エレクトロン3925円は大底確認か、それとも? 2011年8月2日(火)昼。 東京エレクトロン(8065)前引け 3960(-240) 安値は3925円 昔、絶好調のとき、取材後に社長がボクにニコニコしながら言った「もうシリコンサイクルは 消えてなくなりましたね」と。4年に一回のオリンピックみたいに好況、不況を繰り返していました。 でその社長。絶好調のあと、半年後に状況は一変。社長は辞任しました。 世間も半導体業界も一寸先は闇ですね。 過去10年のチャート上の安値は3820, 3870, 5110, そして 2008年11月の2305円、 2010年9月の3920円。 プロ(内外の機関投資家)が半導体関連で選ぶなら、半導体メーカー、半導体製造装置、 部品、素材など、いろいろ選ぶことになるのでしょう。 一番人気、かつどれにすべきか悩むのはNikon, 東京エレクトロンでしょう。 TOPIXの時価総額に占めるセクター比率からせいぜい5%から10%の範囲でしょう。 なら運用銘柄数にもよりますが、集中投資なら3銘柄まででしょう。 1ファンドに200銘柄近く入れてるファンドなら5銘柄から7銘柄ぐらいでしょう。 半導体で選ぶな東芝、エルピーダ、ルネサスぐらいでしょうか。 製造装置ではニコン、東京エレク、ディスコ、大日本スクリーン、(キャノンも) ICテスターでアドバンテスト、プローバーの東京精密 関連で大日本印刷、凸版印刷、東京応化 重要部品でリニアガイドのTHK, 日本トムソン そんなとこでしょうか。 ほとんどの証券会社のトレード画面で一番大事なデータが抜けてるよね。 過去30年ぶんの東京エレクトロンの業績データが欲しいね。 ======================================= 本日前場の銘柄解説から: 2011/08/02 09:46 ◇<東証>東エレクが4000円割れ 市場悪化は「想定以上」の声 (9時45分、コード8035)3営業日ぶりに大幅反落。売り気配で始まり、一時は前日比275円(6.5%)安の3925円まで下げた。4000円割れは2010年9月3日以来、約11カ月ぶり。1日の大引け後に2012年3月期業績予想の大幅な下方修正を発表し、収益悪化を嫌気した売りが膨らんだ。1銘柄で日経平均株価を約10円押し下げている。 今期の純利益は前期比53%減の340億円となる見通しで、従来予想(8%減の660億円)から320億円引き下げた。スマートフォン(高機能携帯電話)などの在庫調整で半導体デバイスの価格が下がり、取引先のメーカーが設備投資を抑制することが響く。 営業利益は49%減の500億円を見込み、2%増の1000億円としていた従来計画から半減する。QUICKコンセンサスによる直近のアナリスト予想平均(20社ベース)の1006億円を大幅に下回る水準に見直した。半導体市場の停滞は懸念材料としてくすぶっていたが、大幅な見通しの悪化を受け失望感が広がった。   野村証券は1日付で、投資判断を3段階で最上位の「買い」から「中立」に引き下げた。 担当アナリストの和田木哲哉氏は投資家向けリポートで ●「4~6月期の半導体製造装置受注の落ち込みは一過性のものではなく、サイクルの調整局面入りを示唆している」と指摘。 ●同装置市場の回復が「想定以上に遅れる可能性がある」との見方を示した。 〔日経QUICKニュース〕 関連銘柄 8035(東エレク) 8604(野村ホールディングス)  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ここで一番問題なのは、このアナリストの言う、サイクル調整入りの根拠と、 脱出へのタイムスケジュールでしょうか。このサイクルのどの位置で株価のボトムを つけることが多いのか。今回のサイクルは過去10回ぐらいのサイクルとどこが どう違うのか。今回の特徴はいったいどこにあるのか。なぜそう思うのか。 想定以上に遅れる可能性があるという根拠はいったいどこにあるのか。 これらの点が野村のレポートに書いてなければ、上野動物園のモンキーと あまり違わないよね。 大和のコンピュータによるテクニカル分析では 買い指標は1本でしたね。買いゾーンに入ったと。

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