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11 知財って何だ!?

ナカバマン・コラム『知財って、何だ!?』-第3号(2008年4月)

文/中林猛季 text= TAKETOSHI NAKABAYASHI
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 前回、ビジネスを成功へと導くためにも知的財産の管理は重要であるとお話いたしました。
 その理由は、知的財産の管理によってビジネスの差別化が図れるためです。
 つまり、知的財産を管理することで、今の自分のビジネスに活用されている知的財産は何か?将来のビジネスにおいて必要となる知的財産は何なのか?といったことが把握でき、他社とは違う自社の強み、すなわち「売り(独自性)」が明確となるのです。

 したがって、明確となったビジネスの「売り」をお客さんに伝えることで、効率良くかつ効果的に集客を果たすことが出来ることになります。
 しかも、その「売り」を権利化した上で商品やサービスを提供することは、市場を独占し、他社の参入を防ぐことにも繋がります。
 つまり、取得した権利が、市場からの他社の排除を促すと共に、他社の新規参入を防ぐ障壁となって皆さんのビジネスを守ってくれるのです。
 ところが、知的財産を適切に管理していないと、自社の本来の「売り」を見誤り、関係の無いことを一生懸命にお客さんに伝えようとして、結局何も伝わらないで終わってしまうことになる虞が多分にあります。
 その結果、最初は他社に先行して優位に商品やサービスを提供していたとしても、すぐに多くの競合他社が参入・追従し、やがてその優位性を失ってしまいます。

 そればかりか、自分よりも先に優位性を気付いていた他社の権利に気付かず、思い切り地雷を踏んでいた(他社の権利を侵害していた)なんてことにもなりかねません。
 したがって、知的財産の管理はお金の余裕が出来てから・・・なんて悠長なことを言ってはいられないのです。
 同じ土俵でビジネスを行う以上、創業したばかりなんて言い訳にはなりません。創業したばかりか否かに関係なく、知的財産の管理が必要となります。
 むしろ、新たに何かを始めるとき、または創業のときから、適切に知的財産の管理を行っておくことが望ましいです。
 なぜなら、知的財産の管理によって、ビジネスの拡大途中でその進路を妨げられることなく、何の心配も無く安心してビジネスを行うことが可能となります。

 このように知的財産の管理は、売り上げの低下を回避するだけでなく、結果的に、売り上げを増加することにも寄与するものであり、ビジネスを成功へと導くためにも重要なものなんです。
 それでは、管理する必要のある知的財産とは、いったいどういうものなのでしょうか?
 それは・・・、次回お話させていただきます。
 では、またお会いしましょう。

文・中林猛季(なかばやし・たけとし)

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『価値』を『稼知』に変える経営者のための知財参謀
 夢たまご  代表 夢魂悟(ゆめたまご)
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