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井貫さん

【 井貫裕文シリーズ vol.2】

第二回 井貫裕文の文章講座 「文章の内容を見て……」

text= HIROFUMI INUI
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1. 文章の構成に問題はないか。同じストーリーの文章でも、構成によって大きく変ってくる。
起承転結を念頭におき、何度も推敲して確認すること。

2. 抽象的な文章、理由が必要な文章はないか。
例えば『美しい』とか『感動した』とか、漠然とした言葉を使ってはいないだろうか。
何が美しいのか、何に感動したのか理由が必要ではないだろうか。
状況を明確に説明することによって、文章はよりリアリティーを持って読者に訴えかける。
また物事を断定している文章にも、それを裏付ける文章が備わっているだろうか。これも推敲の段階で確認すること。

3. 作品の「核」となる自分の伝えたいことが、うまく表現出来ているか。
著者が読者に伝えたいことに力を入れすぎたり、感情的になることによって、逆に読者に伝わりにくいことがある。
時として文章を控えめにかつ的確に絞ることで、より一層、著者の心境や言葉を読者に伝えられることもある。

4. 文章とテーマが合っているか。
作品がよく仕上がっていても、テーマと合わないことにより、違和感を覚えることもあるので注意する。

5. 著者しか知らない土地や物、言葉や専門用語を多用し、読者を読みづらくしてはいないだろうか。
仕事や趣味の話になると、このような問題が多くなるので注意する。要は読者が容易にイメージできれば良いのである。
そうでない一般的な文章でも、著者の先入観によりイメージしにくい文章があるので、他人に指摘してもらい、推敲を重ねる必要がある。

6. 常識を踏まえた文章になっているか。著者の一般常識が問われる問題である。
これは知識だけでなく、人間的なモラル面も含まれてくる。

7. 文章にリズムがあるか。いわゆる文の流れであるが、これはとても大切なことである。
文章が単調になってはいないか、また読者を飽きさせてはいないか、音楽と同じで自分しかないリズム感というものを誰しも持っているはずである。
リズム感は9.で説明するオリジナリティーとも密接に繋がっている。

8. 自分の眼で見、耳で聞いた実体験(ノンフィクション)を強調すると、より読者を引き込みやすい。
しかし著者と作品の中で登場する「自分」とは、違う視線で書かなければならない。
作品の中では、すべての登場人物と同じ立場・同じ視線を保たなければ、一人よがりな作品になってしまうので注意する必要がある。文章によっては、さらにリアリティーを増すために数字や比較対象物を入れるとより一層作品が濃いいものになる。

9. 文章は作者の性格が如実に現れる。それを良い意味でとれば「オリジナリティー」、悪い意味で取れば「悪癖」となる。
しかし一番良くない文章は、オリジナリティーのない説明書のような淡々とした文章である。
どんな文章になろうとも、自分しか書けない文章を心掛ける必要がある。


株式会社 YOU-BI(遊美)
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店舗運営和雑貨商品コンサルタント
井貫 裕文(inuki hirofumi)


文/井貫裕文(いぬき・ひろふみ)

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■井貫裕文プロフィール

この世をしのぶ仮の姿(?)は浅草のゲタ屋さんであり
店舗運営和雑貨商品コンサルタントとしても活躍中。
だが、その真髄は「文」にあり。
10月から「書き下ろし小説」をBE☆SEEに掲載予定。
そんな井貫氏による「こだわりの文章講座」は3回シリーズになります。


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株式会社 YOU-BI(遊美)
井貫さんのゲタ屋さん。浅草のいい感じの路地にあります♪

「遊美なげた物語」アウチ漫画
「瀬波慎太郎」とのペンネームを持つ井貫さんの2ページアウチ漫画。


■Heiz度66(キ度100・TQ度100・BQ度80・銀座度0・EDGE度50)

分かりやすくまとまっていますね~。とても参考になります。自分のことについて考えてみると7.8.9は常に意識しているつもりです。でも6.については・・・汗(編集部)

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Heiz銀座広報誌【新価値通信BE☆SEE 第6号】







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