大雨による洪水とダムの大切さについて
皆さんこんばんは。ここ最近大雨で大変な地域が出てきていてコロナに続き災害が続いていますね。さて、このタイミングで紹介することができることがあるとしたらいろんな問題が絡んでいるダムを取り上げていこうと思います。ダムについてさて、皆さんはダムというものをご存知でしょうか?まあ知っている方がほとんどだと思いますが軽く説明していきたいと思います。まずダムには2つの大きな役割があります。それが治水と利水です。 治水とは? 皆さんは治水が何かわかりますか? 簡単に言うと川に流れる水の量を調整するという役割を持っています。 頭の良い皆さんならわかると思いますが、大雨が降った時、川の水位が上がることが ありますよね?それを放置したらどうなると思いますか? そうですあっという間に洪水してしまいます。 そうならないようにダムで水をせき止め、川に流す水量を調節しているのです。 利水とは? では利水とは何でしょうか? 我が国日本では水が無限にある資産だと思っている人が多いと思います。 しかし、そんなことはないのです。 海にある水は海水なので真水に変えないと使えないですよね? しかしそんな簡単にできることではないのです。多くの水資源は雨によって循環されているのです さて、治水では大雨の時に発動する措置でしたが、利水は反対の干ばつの時に起こるのです。 雨が降らず、川に水が無くなってしまうと田畑が枯れてしまいます。その時にダムにためている 水を放出することによって、水をいきわたらせる役割を果たすことができます。まだほかにも機能があるのですが今回は関係ないので、知りたい方のために簡単なダムについてのリンク張っときましたので読んでください。さて今回の記事の本質はダムのせいで街が沈むの?ということですダムのせいで街が沈む?結論から言ってしまいます。ダムのせいでは街が沈むことはほとんどありません。あるとしたらダムが物理的に決壊した時です。さて、ではなんで今回の大雨でダムがあるのに川が氾濫して洪水しているかを説明していきたいと思います。勘違いしていませんか?緊急放流についてさて、皆さんはダムの緊急放流について、正しく知っていますか?ツイッターとかを見ていると緊急放流のせいで洪水が起きたとかいう、ちょっとおかしな発言を見かけることがあります。ですがそんなこと実際にはあり得ないんです。さて、緊急放流の実態ですが、先ほど治水に関してお話しましたよね?今回の大雨でもダムはしっかりと治水をしていました。しかし、コップに水を注ぎ続けるように水が入る量より出す量が少ないために、あふれるぎりぎりまでため切ってしまったんです。そのままためてしまうとダム自体が壊れてしまう可能性があります。そうなったら町が沈むどころではなくなってしまいます。そのためダムを守るために緊急放流を行います。その緊急放流は入ってくる水量と出ていく水量を1:1にすることなんですなのでダムがあろうとなかろうと洪水する運命だったのです。むしろ洪水するまでの時間稼ぎをしている時点でダムは大きな成果を上げていることになるんです。この大雨についての自分の意見さてここまで読んでくださった方は、ダムの有用性について、よくわかってくださったと思います。ここからは自分意見をつらつらと書いていきたいと思います。まず、洪水したことをダムの責任にしようとする人がいることについてです。その人たちは自分が無知であることを自覚したほうがいいと思います。ダムで働いている人たちは私達国民が水資源に困ることの内容に、また水害から守るために一生懸命働いています。しかし、緊急放流が行われるとゴキブリのごとくわいてきます。批判をすることはいいことですし、アイデアをもっといいものに昇華させるものです。しかし、これらの批判はダムの恩恵を最大限に受けたうえで、責任を押し付けているだけの批判だと私は感じました。また、「逃げてじゃなく、沈むといって」というのをどこかで見ましたが逃げろといわれたら逃げろとしか思いませんでした。これに関しては逃げないのが悪い。そして、ダムの建設で景観が悪くなる、農地が無くなる。ダムなし治水をといっている人達に思うことは、景観、金と命どっちが大切?それを比べたうえで、ダムがいらないのであれば、逃げる時間なく、水に流されるのがいいと思います。きっと本望ですからね。ダムを造らなかったことに関するニュースはこちら最後に私はダムを造ることには賛成ですし、実際に黒部ダムに観光しに行きました。景観が壊れるどころか、マイナスイオンを感じながら滝とは違ったすばらしい景色でした。今回の大雨で最前線で頑張っていたダム社員に頑張ってくださいという気持ちしかありません。皆さんも雨が止んだらぜひダムに観光してみてください。地球の歩き方JAPAN ダムの歩き方 全国版 はじめてのダム旅入門ガイド [ 萩原 雅紀 ]価格:1711円(税込、送料無料) (2020/7/6時点)