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テーマ:暮らしを楽しむ(388447)
カテゴリ:つぶやきシリーズ
最近、寝る前の儀式(?)でアロマキャンドルに火を点け、揺れる炎を見ています。私を昔から知っている友達は、げっ・・と思うかもしれません。忙しいときほど生き生きし、心静める時間なんてものは私には考えられないことだったので・・。しか~し、現実はキャンドルやお香の香りを楽しむ時間を持っているのです。トコロカワレバ、ヒトカワル・・(笑)
こういった時間を持つきっかけは、もちろん心の平安というよりは、必要に迫られてでした。 我家には換気扇というものがありません。それこそ、ある所にはあると思うのですが、NYCに住む私を含め、友達など庶民の家には換気扇が設置されていません。最初は無いのねぇ・・位でしたが、天ぷら等の揚げ物やごま油を使った中華など、食べるときは「おいしそう~な臭い」で済みますが、食べ終わった後も臭いが立ち込めるのです。 昔、黒澤明監督の『夢』という映画で、気体に色を付ける話がありましたが、香りにも色が付いていたら、我家はそうとう入り混じった色になっていると思います。 そんなわけで、こちらに住み始めて最初の課題は「臭い対策」。アパートなので、食事時になると廊下はすんごい臭いになります。不思議なもので、最初鼻に入ってくる臭いは一つなんですよね。あ~ここのうちは揚げ物か、とかここはカレーかぁ・・と分かるんですが、しばらくすると複数の臭いが鼻に入ってくるんですよね。我が家から漏れる臭いも例外ではない・・と考えました。 まず購入したのが、『ファブリーズ』。布にシュッシュッ・・という商品ですね。これは、油モノの後に台所のカーテンに吹き付けています。 次に購入したのが、日本香道の『お香』。ジャスミンとラベンダーを購入しました。安くて台所に入った瞬間臭うと、点けています。 街中でもインド人が安くて大量にお香を露店で売っています。差し詰め「大中」のお店の臭いです。う~ん・・どこで買おう・・と探していたら、アッパーウエストのチベット小物屋さんで見つけました。日本食材屋さんでも売っています。チベットのオーナーさんは、日本のインセンスが一番良い・・と言ってラベンダーを勧めてくれました。 その後、日本に里帰り中にlisnというお店のお香と、お灸みたいな山型のお香を購入しました。このlisnのお香は香りが長持ちします。エクアドルというグレープフルーツの香りを気に入っています。NOHOのフレンチフレグランス屋さんにlisnのお香を見つけたのですが、高くてびっくりしました。 友達に勧められて、コンセントに差し込むタイプのインセンスも購入しました。中に香水みたいのが入っていて、無くなるとカートリッジを変えられます。これは電気の力で、中のファンが周ります。 アメリカに住む人は、日本ほど、炒めたり揚げたり・・という調理方法をしないそうです。煮たり茹でたり・・することがメインなので、調理後は窓をあけて、香りを焚くとオッケーのようです。そのためか、フレグランス関係はたくさん売っています。ただ、香りがどんなものか恐いです。 今では、このキャンドルとお香を焚くことは、私の中の贅沢な時間でもあります。特に、炎は見ていて飽きません(別に危険な人では無いので・・)。炎は一度として同じ形にはならないんですよね。風や気流によって様々に形を変えていきます。とても明るいし、火を見ることで集中力も高まります。人間の偉大な発見でもある火。たまに向かい合っていると、自分の卑しいところとかが、炙り出させ恥ずかしくなったり、その心を癒してくれたりします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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