マンハッタンで考えてみた

　あまり美味しくない料理に出会うと、憤りよりも悲しくなってしまう。。私の舌はかなり強靭で、よっぽどでないとほとんど「美味しい」と感じます。男性に生まれていたら、かなり奥さんを喜ばすことのできる舌だと思うのですが・・。そんな私の舌をもスルーする今晩の冷やし中華。

　いつも行くラーメン屋さんに、夏メニューが追加されており、早速『冷麺』という名の冷やし中華を頼みました。

　はぁ・・お店を出るやかなり落ち込んでしまいました。きっとこれからタレの練習をするのねぇ・・今日は料理の人が体調悪かったのねぇ・・と言い聞かせながら・・。

　でも、振り返るととってもきれいな夕空。8時過ぎだというのに、まだ空は赤い。写真を撮ろうと歩いていくと、昔の語学学校のクラスメートがいました。声をかけようと思いましたが、なんだか急いでいる様子。キューバから船で亡命してきた彼。奥さんと学校の後にデート・・という日は白いスーツで決めて来ていました。同じくキューバから亡命してきたホセ(当時ヤンキース)が勝利投手になった次の日は、二人でハイファイブをしていたものです。

　真っ赤な空を見ながら、彼も元気でやっているなぁ・・なんて思うと、なんだか元気が出てきました。