マンハッタンで考えてみた

　エンターテイメント月間の７月。野球・ミュージカル・演劇・バレエなどの予定の日にシールを貼って、眺めてはニタッとしています。今日は先週の"Sylvia"に続きアメリカンバレエシアター(ABT)のバレエを観てきました。

　バレエの前にRosa Mexicanoで杏さんとPuruchanさんとランチをしました。まーちゃん出産後のPuruchanさんは初めて。私のなんちゃってローカーボダイエットを後押ししてくれたのはPuruchanさんです。お蔭様で４カ月で6.5Kg痩せました。。

　前回来たときは、朝食のキッシュのボリュームがあって量が食べられませんでした。今日は良い感じにお腹も空いており、石臼のワカモレから完食。少し辛さもupして、ますます美味しかったです。お二人はメインにサンドウィッチを、私は懲りずにステーキタコスを頼みました。これ、前回もいただいたのですが、葱とお肉が美味しい～。サンドウィッチ(写真中)のサイドについていたお芋のフライも甘くて大学芋のようでした。食後にはリキュールの入ったコーヒー(写真右)をいただき、いざオペラハウスへ。

　なんと今日は最終日。オペラハウスでの公演は来年の今頃まで１年待たないと観れません・・。約１ヶ月半の公演を心待ちにしていたファンにとっても大切な最終日。バレエデビューの私が大切な日に観られるなんて、本当に杏さんありがとうございます!しかも美味しいクッキーまで頂戴しました・・(写真下右)。

　今日は満席だったようで、『チケット売ってください』と書いた紙を持った人を何人か見かけました。大御所は看板の前で椅子に座ってチケットを待っている人。お陰で看板が思うように撮れませんでした(写真下左)。しばらくは中に入ることも無いであろうオペラハウスの赤絨毯を踏みしめ、シャンデリアを眺めながら上の階に上がっていきました。

　演目は"ROMEO AND JULIET"。ロミオは杏さん、ロングアイランダーさんお薦めのホールバーグ様。ちなみに私が"Sylvia"であら素敵・・と村人役から見初めた"Grant Delong"氏はジュリエットの婚約者役でした。

　２回の休憩を挟む３時間もの大作は、美しかったです。ストーリーはよく知られていますが、これをセリフ無しでバレエの動きが魅せる・・。本当に芸術であり、羨ましい自己表現でもありました。男性が女性に恋心を抱き、別れ難い・・などの未練っぽい気持ちや、ジュリエットが婚約者に対して気持ちが冷めているときの表現など興味深かったです。最後、ジュリエットが短刀で胸をついてロミオの後を追うシーンではホロリときました。

　ロミオのホールバーグ様も美しかったのですが、友人役の"Jesus Pastor"やティボルト役の"Issac Stappas"の人気は凄かったです。Sylviaのときもオリオン役の"Gennadi Saveliev"の人気は主役以上でした。確かにこの３人は主役並にバレエを魅せました。ときには主役以上に高くキレのあるジャンプも・・。こちらのバレエファンはきちんとその辺りも見抜いているんだなぁ・・と思いました。ただ、ソリストからプリンシパルになるには華が必要なのかなぁ・・と。これは生まれ持った才能の一部かもしれません。

　今晩８時からの千秋楽には別のプリンシパルがロミオを踊るそうです。ポスターになっている"Angel Corella"も素敵なロミオを踊ったそうです(実はこのポスターで素敵だなぁ・・とクラクラきています。来年はぜひ彼の公演も観てみたいです!)。ホールバーグ様は今年からプリンシパルに昇格したそうです。これから彼を見守って育てていくのもファンの楽しみかもしれません。無事に踊りきるかなぁ・・と心配そうに彼を見守る杏さんを見ていて、ファンがダンサーを育てていくんだなぁ・・と思いました。

　バレエファン成り立てのひまわり娘の感想としては・・バレエされる男性、皆さん素敵で見ていて目の保養になります