マンハッタンで考えてみた

2008/08/29(金)04:22

レッドソックス戦

野球が好き!(46)

良いお天気。新スタジアムの外観はほぼ完成。 飛行船が試合中もずっと飛んでいました。  夏に入るとよっぽどでないとヤンキース戦が手に入りにくくなります。もちろん業者に頼めば買えますが、定価で買おうと思うと難しい。帰国する友人夫妻とマリナーズ戦を見たのが5月末。オールスター戦当日に少しでも雰囲気を味わいたくて、球場の周りをくるくる回っていたのが7月中旬。もう1回この球場で見たかったけど無理かな・・とTシャツを片付けたのが、この日曜日。そして「いきなりだけど、水曜日の夜ヤンキース戦行きませんか?」と友人からお誘いを受けたのがこの月曜日。片付けたリベラTシャツと帽子を引っ張り出して、レッドソックス戦に行ってきました。 地下鉄を降りた瞬間から野球好きの異空間が広がります。  球場に通じる地下鉄がホームに入ったところから雰囲気は盛り上がります。ヤンキースやレッドソックスのユニフォームやTシャツを着た人たちで込み合った車内。互いにけん制し合いながら座っています。中には友人やカップルで敵同士のユニフォームを着ていたり。  嬉しくて6時には球場に着き、外をゆっくり回りながら、この瞬間を楽しみました。球場前のスポーツバーはこの時間から混んでいます。普段座るブリーチャーはアルコール禁止ですが、今日の席はOKなので今から焦って飲む必要もなし! プレス用の入り口。今日で見納めのスタジアム。  初めてこの球場で見た試合もレッドソックス戦。2004年の4月か5月でした。日本から「ヤンキースの試合をビール飲みながら観るのが夢」とおっしゃっていた会社時代にお世話になった方が、定年後ご夫妻で遊びにきてくれたときのこと。なぜか空いている席があり、購入したらノンーアルコール席。3階にそんな席があることも知らず、夢を叶えられずごめんなさい・・。あの試合は延長になり、リベラで負けた試合でした。 この日、最初の松井選手の打席。よくぞ戻ってきてくれました。  試合はポンソンとバードの先発。どちらもそんなに良いと思っていませんでしたが、初回に両チームとも点を早速入れ、1-2。4回には同点に追いつき、なんとなくブルペンを気にしながら試合を見ていました。  やはり何といっても松井選手がいることが大きいですね。オーダーも、真っ先に55番、そして2、13と確認します。誘ってくれた友人は待ちに待った奥様とお子さんが2週間前に来たばかり。僕ちゃんも松井の番になると一生懸命応援していました。  レッドソックス戦というと野次が凄く、この日も警官の数が回を追うごとに増え、ついに1塁側では女性が後ろ手に手錠をかけられていました。でも、この攻防も接戦のときのみ・・。 YMCAに合わせて踊るグラウンドキーパー。 ・・・中継ぎが崩れました。5回に2点取られ、さらに悪夢の8回。ペドロイアには自身初となる満塁ホームランを打たれ、終わってみると7点取られていました。アウトってどうやってとるんだっけ?と思うくらい、長~い長~いイニングでした。お客さんも一気に席を立ち、9回の攻撃時はガラガラ。10時をまわり風も吹いてきたので、友人ファミリーはお先にどうぞ・・という話になったところで、ジアンビーのソロホームラン、松井のヒットと出て最後まで見ていました。結果は3-11。残念ながら、この球場での最後の観戦は●でした。 この日は出番が無く、大差がついても外でモリーナと語らうリベラ様 手前の看板はよくアメリカ人に「何て書いてあるの?」「どうしてあるの?」と聞かれました。  ここ2年のヤンキースは逆転ということがあまり無く、今シーズンはどうなるのでしょう。3年前までは負けてても追いつく迫力とパワーがあったので、こちらも興奮していました。だんだんレギュラー陣も歳をとり、次の世代を担うのかな・・と思っていたカノー&カブレラもカブレラがマイナーに。  ただ、昨年は冷や冷やしていたリベラが今年は安定しているので嬉しい。さすがに8回表で9点差がついた瞬間、プルペンで見ていた投手陣はほとんどいなくなりました(寒くて中に入った人もいれば、マウンドに行って打たれた人もいたわけで)。そんな中、リベラとモリーナはベンチで見ていました。やっぱりリベラは9回はマウンドに立っていてほしい。あと何回、あそこから肩を揺らして走っていくのかな。ありがとう、ヤンキーススタジアム。 

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