
ミモザの花
2024年3月10日 日曜日 16:15 撮影
リハビリテーション実施計画書から見える「現在地」
入院2日後に示されたリハビリテーション実施計画書を、あらためて読み返しました。
そこには、入院時点での自分の身体の状態と、医療スタッフの視点から見た「現在地」が、とても整理された形で示されていました。
前回のブログ記事でも書きましたが、
自分の現在地を正確に知り、見通しを持つことは、
リハビリに取り組む上でとても大切なことだと感じています。
リハビリテーション実施計画書の主な内容
短期目標(1か月)
長期目標(終了時)
- 車椅子と併用し、歩行補助具を使用して支え介助にて移動できる
予定入院期間
治療方針(リハビリテーション実施方針)
- バランス能力を向上させ、日常生活動作(ADL)の自立度向上を目指す
治療内容(リハビリテーション実施内容)
ADL評価・認知機能の評価
- 排尿:パッド交換は自立、廃棄に介助が必要な場合あり
- ベッド・車椅子移乗:下肢をベッドに上げる介助が必要
※ADLとは「Activities of Daily Living(日常生活動作)」の略で、
食事・更衣・入浴・排泄・移動など、日常生活を送るうえで欠かせない動作の自立度を示す評価です。
ここに示されている内容は、「できる・できない」を断定するものではなく、
現時点でどの程度の介助が必要かを客観的に整理したものです。
項目として並べてみると、今の自分が「何ができていて、何に支援が必要なのか」が明確になります。
同時に、これから積み重ねていくべき課題も見えてきます。
短期目標が意味するもの
短期目標に挙げられているのは、一つ一つは小さな動作に見えるかもしれません。
しかし医療的に見ると、これらは体幹機能、バランス能力、下肢と体幹の協調性といった、
すべての動作の基盤となる能力の回復を意味しています。
特に「座位保持」は、移乗や排泄、歩行訓練へと進むための土台となる重要な能力です。
ここが安定して初めて、次の段階へ進むことができます。
長期目標として示されたゴール
「車椅子と併用し、歩行補助具を使用して支え介助にて移動できる」
という目標には、現実的で医学的に妥当な判断が込められていると感じます。
回復の程度には個人差がありますが、移動手段を確保し生活範囲を広げることは、
生活の質を大きく左右します。
現在地を知り、進む方向を見据えて
ポール・ゴーギャンの絵に、
「我々はどこから来たのか
我々は何者か
我々はどこへ行くのか」
というタイトルの作品があります。
今の自分は、「どこへ行くのか」を考える前に、
まず「どこに立っているのか」を医療の言葉で示された段階なのだと思います。
これから実際にリハビリを重ねていく中で、
見えてくるもの、感じることもきっと増えていくはずです。
めざすべきゴールを見据えながら、
この新しい環境の中で、一歩一歩、前を向いて進んでいこうと思います。

