マルバマンネングサ(学名:Sedum makinoi)
2023年6月16日 金曜日 12:12 撮影
2025年6月、回復期リハビリテーション3ヶ月目のリハビリテーション計画には、
起立や着座、方向転換を見守りで行えるようになること、
立位でズボンの上げ下げができること、
夜間の疼痛が落ち着いて眠れるようになることなど、
自分の状態に沿った現実的な目標が記されていました。
150日の入院生活の折り返しとなる6月前半には、平行棒、ピックアップ、歩行器、階段練習と、
次の段階につながる基礎が整ってきている実感がありました。
6月にはリハビリ後の自主練習にも行くことができ、
「自分の判断で、好きなタイミングで練習できる」という手応えを感じていました。
2025年6月8日(日)
ここまで平行棒で歩けるようになっていました。
この調子でいけば、8月末の退院時には歩行補助具を使い、支え介助で移動できるようになる。
その目標が現実味を帯びてきた時期でした。
6月下旬〜7月、思わぬ壁にぶつかる
しかし6月下旬からは急に筋緊張が強まり、その状態は7月いっぱい続きました。
朝昼晩、そして就寝前のリオレサール、ダントリウム2錠を飲んでいても太ももの突っ張りや痛みは治まらず、
夜はホットパックで筋緊張で痛い部分を温めたり、ハンディマッサージ器で筋緊張をゆるめたりしながら過ごしました。
※リオレサール(バクロフェン):筋緊張を和らげる内服薬で、脊髄の反射を抑えて過剰な筋収縮を軽減する薬です。
※ダントリウム(ダントロレン):筋肉そのものの収縮を抑える作用があり、痙縮による強いこわばりや痛みを緩和する目的で使われます。
リハビリでは医療用マッサージ器「メドマー」を毎日のように20分間かけてもらい、
何とかその日のメニューをこなしていました。
しかし、立位を取るときにハムストリングが強く緊張して安定した立位が取れず、
自主練習が怖くなってしまい、一時中断せざるを得ませんでした。
8月、再び前へ進み始める
8月に入って筋緊張が少しずつ落ち着き、ようやく歩行練習に戻ることができました。
それでも退院後も痙性・痙縮との闘いは続き、良い日と悪い日を行き来しながらの毎日です。
「できていたことができない」「後退したように感じる」という日があると、気持ちが萎えそうになることもあります。
それでも結局は前に進むしかない。そんな思いで日々を重ねています。
ボツリヌス治療の開始と、12月の悔しさ
昨年11月から大学病院の脳神経内科でボツリヌス治療(ボトックス注射)が始まりました。
初回は左ハムストリングに200単位。筋緊張をコントロールするための新しい一歩でした。
そして迎えた12月。ボツリヌス治療の効果が最も安定し、
リハビリが一番進むはずの時期でした。体調もよく、生活動作も安定してきていました。
ところがその矢先に、尿路感染による膀胱炎で1週間入院し、さらにインフルエンザにもかかってしまいました。
せっかく整ってきたリハビリの流れが止まり、十分に取り組めなかったことは、今でも残念に思っています。
それでも、確実に良くなってきていること
痙性・痙縮によって進んだり戻ったりを繰り返しながらも、体幹はしっかりしてきて、生活動作は確実に安定してきています。
退院後の生活を振り返ると、
- ブログを書く習慣ができ、自分の歩みを整理しながら過ごせていること
- 妻とのドライブやお出かけを楽しめるまでに回復したこと
こうした「生活の広がり」は、身体機能の回復以上の力になっています。
痙性・痙縮との付き合い方 ― 今の私の考え
痙性・痙縮は、自分の思いどおりの動きを妨げる存在でありながら、歩行機能を取り戻すために必要な反応でもあります。
良い日もあれば悪い日もある。進む日もあれば戻る日もある。
それでも全体としては前に進めている。そして生活は確かに豊かになってきている。
今はその実感を大切にしながら、これからも痙性・痙縮と向き合っていこうと思っています。

