テーブルキッチン⑥ ー お雛様のちらし寿司と、受け継がれる母の味 ー
テーブルキッチン⑥ ー お雛様のちらし寿司と、受け継がれる母の味 ーすしは昔から「ハレの日」の最大のごちそう。子どもの頃、私の母は行事や家族の集まりのたびに、ばら寿司や巻き寿司、そして今では考えられないほど大きないなり寿司を作ってくれました。本当に大きかったなあ……今売られているいなり寿司の5倍はあったんじゃないでしょうか。そんな母の味を、私も3人のかわいい💕孫たちに伝えたい。2026年3月3日(火)今日のテーブルキッチン⑥は、「お雛様のちらし寿司」です。◆ 参考にしたレシピ農林水産省「うちの郷土料理」 ※次世代に伝えたい大切な味香川県 ばら寿司https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/bara_zushi_kagawa.htmlここのレシピが、母親の味に一番近い気がします。◆ 材料(4人分)米:3合(昆布 5cm1枚、酒 小さじ2)【合わせ酢】酢60ml、塩 小さじ1強、砂糖50〜70g【具】油揚げ1/4枚、人参40g、ごぼう20g、しいたけ3枚、里芋(今日はなし)、れんこん30g、エビ80g【飾り】卵1個、菜の花(きぬさやの代わり)、イクラ(アナゴの代わり)、紅しょうが 少々◆ 作り方(簡略メモ)米は昆布と酒を入れて普通に炊く。具材はそれぞれ下ごしらえし、煮干し出汁で薄味に炊いてザルに上げる。合わせ酢を作り、砂糖と塩を溶かしておく。すし桶に熱いごはんを移し、合わせ酢を混ぜる。煮ておいた具材も手早く混ぜる。錦糸卵、菜の花、イクラ、紅しょうがを彩りよく飾る。◆ 妻と二人でつくる幸せ妻とは何年もちらし寿司を作ってきたので、自然と役割分担が決まっています。「あ・うんの呼吸」とまではいかないけれど、今年のお雛様のちらし寿司も、なかなかうまくできました。思えば、去年の今ごろは大学病院で最後の抗がん剤治療を終え、がんリハのリハビリテーション病院で PET検査を受ける少し前の頃でした。それを思うと、こうして元気に、妻と一緒に、母から受け継いだ味を孫たちのためにつくれる——その幸せを、今日は深く深く感じることができました。◆ 次は「巻き寿司」に挑戦!4月生まれの孫娘の誕生日には、母がよく作ってくれた巻き寿司に挑戦してみようかな。季節の行事のごちそうを、こうして孫たちと共有できる日々に、心から感謝です。テーブルキッチン⑥■ 関連記事(テーブルキッチン)● テーブルキッチン⑤ ― 鍋焼きうどん風鍋 ―テーブルキッチンシリーズ第5回。寒い季節にぴったりの“鍋焼きうどん風鍋”を妻と二人で楽しんだ日。具材もだしもやさしい味で、体の芯から温まる一品になりました。● テーブルキッチン④ ― 夫婦二人の手作り餃子 ―テーブルキッチンシリーズ第4回。妻と二人で“こじんまりとした手作り餃子”に挑戦。かつて家族3人でホットプレートいっぱいに焼いていた頃を思い出しつつ、今の生活に寄り添ったフライパン調理で楽しんだ一日です。● テーブルキッチン③ ― 90代の父へ、900食の昼弁当 ―90代の父のために3年間ほぼ毎日作り続けた“約900食”の昼弁当の記録。家族の距離感や料理がもたらした喜び、そして現在のテーブルキッチンにつながる原点を振り返った記事です。● 3歳のバースデーメニューをテーブルキッチンで ― エビフライ当番はじいじ ―テーブルキッチンシリーズ第2回。孫娘の3歳の誕生日に、妻と二人でバースデーメニューを準備。エビフライ当番として奮闘し、“エビフライタワー”まで作って楽しんだ一日です。● 座って作る料理の愉しみ ― テーブルキッチンという選択 ―車椅子生活の中でも料理を楽しむために工夫してきた“テーブル+卓上調理器具”というスタイル。調理環境の工夫や、今後の卓上IHへの期待も含めてまとめた記事です。