幸せの黄色いハンカチ
高倉健ってすごい。高倉健のあの存在感は何なんだろう。1977年の作品だが,この作品を最初に見たのはいつだったのだろうか。3年の大学浪人を経て,2流半の大学に入学が決まった春に池袋の映画館でみたような記憶がある。間違っているかも知れないが,今日,テレビで見て笑った場面と同じ場面で笑っていたような記憶がある。「昭和の人間」という言い方には多少の違和感があるが,1970年代に生きた同時代の人間として心地よい「寂しさ」と「悲しさ」を思い出した。決して,生きていくことは楽しいことだけではないけれど,「寂しさ」や「悲しさ」を人と共有することの心地よさというものがあることを思い出させてくれた。武田鉄矢も桃井かおりも倍賞千恵子もとてもよい顔をしている。あのときの高倉健より少し歳をとってしまった今の自分なのに,やはり今でも自信がない。未だに中途半端な自分に自信のない武田鉄矢の顔をしている47歳の自分がいる。むーー。難しい。