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2008.06.03
カテゴリ：詩？
何をしてたんだろう 何をしてたんだろう 何をしてたんだろう 日が落ちるまで 何をしてたんだろう
雨粒をはじくガラスの下で 何をしてたんだろう
外気に触れることなく密封された部屋で 何をしてたんだろう
何を見てたんだろう 何を聴いてたんだろう 何を嗅いでいたんだろう 何を触っていたんだろう 何を食べていたんだろう 何を思っていたんだろう
決定的に欠落している 歪んだ窓枠 何をしていたんだろう
その窓から何を見て その窓から何を捨て その窓から何を受け入れ その窓から何を消して その窓から何を殺し その窓から何を生み 何をこぼしたんだろう
夜に窓へと走った その先のベランダで誰かが待っていた 助けてくれと言っていたのかは、知らない。 しかし一瞬だけ躊躇した そして道徳的に、助けた。 胃から逆流しそうな臓物を必死にこらえ 躊躇した一瞬が、体に染み付くのがわかった その時はじめてショックにより嘔吐する事を 身をもって理解した。
何もしていない 日常が 人を殺すという事
何をしてたんだろう
もう嫌なのに もう嫌なのに お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2008.06.03 23:42:36
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