2245177 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

元八重樫東選手後援会速報

元八重樫東選手後援会速報

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Freepage List

Profile

oak80jpn

oak80jpn

Apr 23, 2017
XML
カテゴリ:プロボクシング
https://goo.gl/T2dIzf
NumberWeb 2017/04/23 11:30
日本は“ボクシング大国”なのか?
増える王者の陰で、競技人口が危機。

201704170026.jpg

村田諒太は、アマチュアからプロに転向し、ミドル級の世界戦にたどりついた。ピラミッドの頂点は、裾野が広がらなければ高みに届かないのだ。
 ロンドン五輪金メダリスト、村田諒太(帝拳)の世界挑戦が決まり、5月20、21日は村田を含めて計6試合の世界タイトルマッチが一気に開催される。大みそかの複数世界戦も定着した感があり、我が国のボクシング界はにわかに活気づいてきたようにも見えるが、はたしてそうなのだろうか?

 今回は“数字”で見るプロボクシングの現状をお伝えしよう。
 世界的なボクシング記録サイト「ボックスレク」によると、2017年4月20日時点で、アクティブに活動しているプロボクサーの数は世界で2万3460人。ボクシング大国のメキシコが3343人、マーケットの一番大きいアメリカが3266人、いま最もボクシング景気がいいと言われるイギリスが1000人で、日本は1436人となっている。同サイトによれば、ほかに1000人を超える国はアルゼンチンだけだ。
 世界メジャー4団体、17階級の男子世界チャンピオンの数を比較してみると、アメリカが14人、イギリスが10人、メキシコと日本が各9人と続く(統一王者は1人とカウント。WBAの暫定王者、WBCの名誉王者を除く)。ボクサーの数、チャンピオンの数からいえば、日本は堂々たる“ボクシング大国”と断言できよう。

プロテスト受験者は、15年間で半分以下に。
 一方で、以下の数字を知ると、高まりかけた気持ちは急速にしぼんでしまう。日本ボクシングコミッション(JBC)によると、ボクサー・ライセンス保持者、つまりプロボクサーの数は'04年の3630人をピークに年々減り続け、'16年はついに2306人となった。このうち定期的に試合をしている選手は1486人('15年)で、だいたいボックスレクの数字と一致する。
 さらに、こちらの数字のほうがより深刻なのだが、プロテスト受験者数は'03年の1602人をピークに、'16年は620人にまで減った。JBCによると'17年の受験者は「さらに減っている」というから、ボクサー人口の減少は今後も続くと考えられる。

日本人選手同士の試合を組むのが難しくなり……。
 実際にボクサーが減ったことで、どのような影響が出るのだろうか。年間で100近い興行を開催している「DANGAN」の古澤将太プロデューサーは次のように語る。
「2015年から日本人選手同士のカードを組むのがめっきり難しくなり、外国人選手を呼ぶ数が激増しました。外国人選手を呼ぶには経費がかかり、かつ日本人選手よりもチケットが売れません。また、できるだけ強い外国人選手を呼ぼうと努力していますが、どうしてもモチベーションの低い、いわゆる“咬ませ犬”のような選手が来日するケースも出てきます。そうすると興行の質という点でも問題が出てきます」
 世界チャンピオンが続々と誕生し、世界タイトルマッチが数多く開催されるのは悪い話ではないが、一方で底辺がどんどん先細りになっているとすれば、大きな危機と言わざるを得ない。
 なぜ、プロボクサーの数はここまで減り、減少傾向に歯止めがかからないのであろうか。真っ先に思い浮かぶ要因は少子化である。かつてほどボクシングの人気がなくなり、テレビなどで見る機会が減った、というのも事実であろう。

 だが、それだけが理由ではない。

ジムの既得権益を守るために、新規参入は後ろ向き。
 プロボクサーになるには、ボクシングジムに練習生として入門し、そこからプロボクサーになるという“叩き上げコース”、アマチュアで実績を上げ、プロデビューする“エリートコース”の大きく2つに分かれる。いずれにしても日本プロボクシング協会に加盟するジムに所属しなければ、日本ではプロボクサーにはなれない。
 ところがジムに入る練習生の数が年々減っている。少子化はもちろんあるし、他のスポーツクラブとの競合もある。一方で、昔は元気だったジムの会長が高齢化し、かつてのような力を失って若い練習生を集められない、というケースが近年では目につくようになってきた。
 であれば加盟ジムを増やし、どんどん若い人材を引き入れればいいと思うのだが、現在の協会は新規加盟ジムを増やすことには後ろ向きだ。むしろ加盟ジムの既得権を守るために、ジムの数を抑制しようという方向に舵を切っている。これでは選手の数は増えない。

有力なジムに入れないことで、プロを諦める選手も。
 アマチュア出身選手に関しても、選手数減少の影響が出ている。せっかくデビューしても、日本人選手との対戦がなかなか組めず、デビュー戦から外国人選手を招へいしなければならない事態となっているのだ。
 資金の豊富な有力ジムもあるが、だれでも入れるというわけではない。アマでもトップのひとつ、ふたつ下のレベルになると「プロにはなりたいけど、大手のジムに入れないならやめよう」とあきらめたり、実際にプロ生活をスタートしたものの「こんな環境じゃやってられない」とやめてしまったりする選手もいる。

U-15大会やネット配信が裾野の拡大に貢献するか。
 その競技が発展するためには、底辺の拡大(普及・育成)とトップ選手の活躍(団体競技であれば日本代表チーム)という2本柱が大事だと言われる。
 前者の達成には、地道な努力が必要だ。日本ボクシング協会では小学生から中学生のジュニア世代を育成するU-15全国大会を'08年から開催し、だれもが気軽にボクシングを楽しめるエアボクシング(1対1のシャドーボクシング対決)大会を導入するなど、底辺の拡大に力を注いできた。
 試合のインターネット配信を本格的に始めたプロモーターもいる。こうした努力を継続しつつ、前述したボクサー数が増えるような門戸開放にはぜひ取り組んでほしい。
 後者の大部分は、現役ボクサーたちの双肩にかかっていると言えるだろう。5月にタイトルマッチを行う村田、井上尚弥、田中恒成らトップ選手は、国内のみにとどまらず、海外のリングに活躍の場を広げ、きらびやかなステージでぜひ夢のようなファイトマネーを稼ぎ出してもらいたい。
 子どもたちにどれだけ夢を与えることができるのか。今後の競技人口を左右する大きなテーマである。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Apr 23, 2017 03:36:30 PM
コメント(0) | コメントを書く


Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

Comments

和田憲智@ Re:本人が考えて結論を出すと思います(02/26) ホッとした。でも、残念。まだまだ、八重…
ジョニー@ Re:36歳(08/31) 普段は笑顔で、試合では熱く! 大好きなボ…
Toshi.w.1971@ Re:リングサイド観戦(06/19) 八重樫さん、井岡一翔選手に挑戦して4階級…
Toshi.w.1971@ Re:リングサイド観戦(06/19) 八重樫さん、どちらも強敵ですが、目の前…

Headline News


© Rakuten Group, Inc.