カテゴリ:日々の記録
中高一貫校の教員をしているんですが、ここのところ、本当に親としての声掛けが心配になることが本当に多くて…。💦
今高3の担任をしています。 昨日体育祭でしたが、私のかわいい生徒が、体育祭が終わる頃に体調を崩して、熱中症のような症状で、閉会式やクラスの写真撮影に参加できませんでした。 私はもう1人ついていないといけない生徒がいたので体調を崩した生徒についておくことはできなかったんですが、保護者が来て氷で冷やしたりしてくれていました。 私のクラスは優勝をしたので、最後の写真撮影ではクラスが一体となって、とっても良い雰囲気で写真撮影を行いました。 皆も体調を崩しているこの子のことを気遣っていたのですが、またその子も入れて一緒に撮ろう!と言いながらとりあえず撮影しました。 終了後この子の元へ行ってみると、ポロポロ泣いています。 前日の夜、応援グッズをデコるために睡眠時間が短かったとのこと。 それがきっと原因だねぇ と私からも話していました。 するとお母さんが、「みんなで写真撮りたいと今も言ってたんです、かわいそうに〜」と。 その言葉を聞いてこの子は余計に涙が止まらなくなりました。 いやいや、お母さん、お母さんの気持ちは分かるけど、「かわいそうにー」と言っちゃダメでしょう! これが今日の言いたいことです☹️ 他人がそれを言うならいいですよ、でも親がそれを言っちゃダメなんです! 皆さんはお子さんにどういう声掛けをしていますか? もちろん親としては、自分の子供がやりたいことができなかった、可哀想 と思うものだと思います。 それは間違っていないんですが、口に出してはダメなんです。 それを言われた瞬間、子供は「自分はかわいそう」と刻印が押されます。 親が言うことは絶対だからです。 子供にとって親は絶対的な存在。 白いものでも親が黒だと言えば子供にとってそれは黒になります。 ご自身でもそういう経験がある方は多いのではないでしょうか。 私はとっさに、「そうか、一緒に撮りたかったよね…でも大丈夫、また全員で撮れるチャンスはあるから! 今は身体が1番だよ、また撮ろうね」 と言うと、頷いていました。 親ってこう言う時に不憫に思ったとしても、本人にそれを感じさせるべきではないと思うんですよね。 「そんなんあんたが夜更かししたのがいけないんでしょ、当たり前よー」くらいに笑い飛ばしてもらいたいものです。 この生徒は実際、友達とのトラブルが絶えず、小さなことでもすぐに学校を休んでしまいがちです。 やはり親が子どもを愛しているからこそ、慰めてあげるべき時と、強く1人で立たせてあげる時が必要なのです。 熱中症は本人が悪いと言っているわけではありません。 そうではなく、そうなったのだから諦めるしかないと理解させることが大切。 親が同調して悲しんでしまうと本人の悲しみを持っていく行き場がなくなり、弱い人間になってしまう ということです。 皆さんももしお子さんの声掛けに迷った時には思い出していただけたらと思います😊 みんなでまっすぐな子どもを育てていきましょう! またこれからも毎日の現場で感じたことを書いていけたらと思っています😀 良かったら次もお楽しみに! 熱中症対策に! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.06.22 09:35:27
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