何ヶ月ぶりか、家で家族そろって夕ご飯。
すき焼きだ。
小さい頃ご馳走と言えばすき焼き。
家に帰ってきて「ご飯何？」ときいて「すき焼き」とかえってくるとガッツポーズをしたもんだ。
普段は気にしない台所に何度もいって、醤油と砂糖を準備する。
「兄貴早く帰ってこいよ！」と半分おこりながら。（笑）
お袋が、ドドと材料、調味料をいれ、
卵をわって、チャカチャカと半混ぜして準備万端、
「もういいよ」
「いただきま～す」
肉と野菜の量のバランスをとりながら、
でも肉中心。当時は牛肉なんてホント高くめったに食べれレなかったから。
永遠にこの時間が続けばいいなんて思ってた。

最後に煮汁が混じった卵をご飯にかけて終了。
食べた後は、何もできないぐらいおないっぱい。
ごろんと横になって「8時だよ全員集合！」等を見る。
お袋の洗い物の音が混じってた。
でも、お袋は「肉できたよ」って僕等にくれてたので肉を食べてるのを見たことない。シラタキとネギばっか食べてた覚えがある。
どうしてたんだろな？

ちいさな幸せだけど、ずっと覚えてる。

今日の夢人は街で出会ったバンドマン。

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