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カテゴリ:日々の出来事
伊集院静の「お父やんとオジさん」上下巻を読みました。 最近読んだ本の中では抜群に面白い。 伊集院静本人が「だいたい(作家)本人が面白いという小説に面白いものは ないけど、(この小説は)面白い」と断言するのですから。 伊集院自身の伝記的な作品である「海峡」三部作の外伝としても読める本です。 海峡で描かれていない父(伊集院の実父)の信じられない行動を中心に 家族愛が書かれています。 冒険小説でもあり、戦争小説でもある。 そしてミステリーの要素もある家族小説ですね。 しかし「事実は小説より奇なり」。 朝鮮戦争の最中に朝鮮に乗り込んで妻の家族を助ける、という信じられない事実。 伊集院自身も「この作品を書くために小説家になった」 旨の発言をしています。 在日朝鮮人という自出。 その父と母の弟や両親達の筆舌に尽くせぬ戦争体験。 まるで映画のような事実。 いやはや驚きました。 そして伊集院静のルーツ、過去、家族への想いを知らされました。 この本を読んでないのに伊集院ファンとは言えない、と思いましたね。 才能ある作家だと改めて感じました。 ところで、昨日は午前9時から午後2時まで仕事でした。 宅建の免許更新書類を作成。 ほぼ80%は完成しました。 今日は残りの部分、実はここが一番面倒な部分なのですが。 昨晩は一杯飲んで早めに就寝。 流石に疲労蓄積ですから。 それで今朝は4時13分に起床。 今日も夏休みですが、少し仕事です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.08.13 06:18:13
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