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カテゴリ:日々の出来事
最近の銀行の融資担当者の劣化が著しい。 特に、住宅ローンの担当者ではなく「収益物件ローン」の担当者ですが。 いろいろありました。 3件連続で銀行に土壇場で梯子を外されました。 1件目。 購入物件(千葉県)は鉄骨造のアパート1棟。 担当者に物件資料や買主データ等を全て送付。 担当者から融資OKとなった直後に・・・・。 担当者から電話が・・・・・。 「あのう、物件てRC(鉄筋コンクリート)でなくて鉄骨だったんですね」 そうですと答えると・・・・・。 「申し訳ありません。勘違いしていました。鉄骨なら融資期間は残存期間で22年です」と。 おいおいフザケルノモいい加減ニシロ!と言いたくなる回答。 融資期間が短ければ毎月の返済額も大きくなり、キャッシュフローが残りません。 これで契約NG。 2件目。 都内亀戸の新築アパート。 別のお客様で都内の信金に融資打診。 そこは中古マンションのローンでお世話になった所。 収益物件の取り扱いはほとんど無い。 それでも大口(8280万円)の融資は是非行いたいと支店長からも電話あり。 「是非融資したい。ついてはご挨拶に伺いたい」 その結果は・・・・・・。 融資期間は22年(27年希望。できれば30年) 融資金額7000万円(8280万円融資希望。100%融資しますと言っていた) それで契約NG。 3件目。 同じ物件を同じ買主さんで打診。 神奈川県内のY銀行。 担当者曰く。 「8280万円。100%融資します。期間30年。融資金利は5年固定1%」 素晴らしい条件でした。 「買主様の属性も良いので大丈夫。支店レベルではGOです」 その回答が 「8280万円融資。しかし3000万円の共同担保をつける条件。 期間は30年だが。金利は1.2%」。 金利、期間は兎も角、3000万円の共担とは! お話になりません。 まるで馬鹿みたいな話しです。 細かい事を書くと腹が立つ条件です。 まったく話にならない。 担当者の劣化が著しいとは、この事です。 当初の話は何だった。 いやはや馬鹿か無責任としか言いようがない。 「下町ロケット」にお銀行員とまったく同じです。 違うのは、こちらが「お前の所からは二度と借りない」と啖呵を切れない事です。 お客様の内容は個々違い、物件担保も個々違うのです。 一方、銀行は田舎銀行だけでなく、地方銀行だけでなく、メガバンクも同様なのですから。 外国と違い、未だに「物件の担保評価」が一番の融資判断。 これでは海外のメガバンクに敵わない訳です。 江戸時代の「両替屋」レベルですから。 本当の世界レベルのバンクとはとてもではないが言えません。 未だに「土地」本位性を引きずっているのですから。 悲しい位の低レベルです。 だからアメリカなどのようのに新たな企業が生まれ憎いのです。 ベンチャー企業に融資する場合でも「担保」を求めるのが一番大切ですから。 大企業の「後ろ盾」か「保証」が無いと融資には後ろ向きですから。 いやはや困ったものです。 そう言いながらご属性の良い客(高額納税者や大地主、大株主、一流企業勤務、国家公務員など) には超優遇金利で貸す訳です。 一般庶民には考えられない金利です。 つくずく嫌な商売です。 相手次第で対応がまったく違うのですから。 「信念」「筋」「バンクマン」等という言葉は死語となっている世界です。 それでも、嘆いても仕方なし。 何とか奴らを納得させるしかないのです。 その為、日々物件を探しているのです。 今日も負けずにしっかり仕事です。
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最終更新日
2015.12.10 10:04:22
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