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カテゴリ:日々の出来事
不動産の場合、物件をしっかりと見る事が重要です。
土地、建物はまず実際に現物を見ることからスタートです。 その上で各種調査を行います。 ですから物件を見もしないでお客様にご紹介するのはNGです。 そうは言っても忙しいという理由で物件を見ない(下見をしない) ケースがあります。 特に「物件を見てみたい」というお客様の場合は必ず事前の下見が重要です。 忙しい中、物件を見に行ったら思ったような物件ではなかった、 となるとお客様はがっかりする訳です。 それから当然に担当者に対する不信感が生じます。 「良い物件です」と言っておきながら本当は下見をしていないのは論外です。 例えば物件が駅から徒歩5分と言っても実際は急坂というケースもあります。 1分間80mという計算なので400m以内なら5分という表記は間違っては いません。 しかし急坂で本当に5分で行けるのか? そういう場合は事前に下見をしておき、 「駅から400m以内なので徒歩5分となっていますが、急坂なので7~8分は かかります」という一言が大切だと思います。 その一言でお客様も判断できます。 実際に急坂を見ても「本当に凄い坂ですね」となるのです。 「なんだこんな急坂ではとても5分では歩けない」と なるのとは正反対の対応になります。 そこから営業マンに対する信頼が生まれます。 正直に事前に話しておくことが非常に大切だと思います。 お客様を自分の家族、親族だと思って接客すれば正直になれると思います。 そんな事を書くのは、私のお客様から収益物件(新築一棟アパート)を見たいとの メールを頂いたからです。 そのお客様は2度ほどご案内したり、お客様の勤務先へ行って相談を 受けていました。 ですからお問合せを頂いた物件を調べて欲しいとなった訳です。 それも「未公開物件」なのです。 当然、レインズはじめネットには掲載されていない物件でした。 しかし場所や条件を聞くと数か月前に見た記憶がある物件でした。 駅から徒歩9分とあり、利回りも良い物件でした。 しかし実際に見に行ったら駅から急坂でとても9分では歩けない。 尚且つ物件に接している道路(接道)は4m未満の狭隘道路。 その上に途中に階段の箇所が数か所あり、バイクや自転車では難しい。 当然ながら車では直接行けない場所でした。 銀行融資をお願いする場合、銀行は物件の担保評価を行います。 5000万円前半だった物件の銀行評価は3000万円程度だった記憶があります。 お客様から送られてきた資料を見たらまさに以前見たその物件でした。 文書では非常に良いように書かれた資料でした。 売主に連絡したところ「是非お客様に紹介して欲しい」との事でした。 私は御客様に全てにをメールしました。 ご覧になりたい場合はご案内しますが、 駅から急坂な事。とても9分では歩けない事。狭隘道路で車では行けない事。 階段箇所が数か所あるのでバイクや自転車では厳し事。 その上、銀行の担保評価が3000万円程度なので100%ローンはNGな事。 そういった様々な事実をお伝えしました。 実際に自分の眼で確かめる為にも見て見たら如何ですかと。 はてさてどうなるか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.08.29 08:24:27
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