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カテゴリ:家族の話
最近、ようやく母親の遺影の前で出てくる言葉が「ごめんね」より「ありがとう」のほうが多くなってきました。 亡くなる前の状況と表情が脳裏にこびりついて離れなかった、その一因は自分にあるという自責の念が「ごめんね」の言葉を繰り返させていたのですが、これは時間を戻すこともできないし、「家族の体調の変化にもっと気を配る」ことを教えてくれたんだと理解するほか無い、そう言い聞かせて自分自身を納得させるようにしています。(それでもこの悔しさは自分が死ぬまで消えることはないでしょうけれどもね)
「ありがとう」の言葉は本当に毎日、朝晩線香をつけて遺影を拝むたびにすんなりと出てきます。産んでくれてありがとう、たくさんの事を教えてくれてありがとう、たくさんの事に気づかせてくれてありがとう、たくさんの人に逢わせてくれてありがとう・・・ 「ありがとう」という言葉が大切だということを教えてくれたんだと思います。 四十九日までは故人を思い出して涙する・・・確かにそうですね。ふとしたきっかけで涙がポロリとこぼれてきます。でも前に進まなければならない。今は区切りの四十九日を無事に済ませられるかで精一杯です。そこから本当のありがたさがわかるのかもしれませんけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.02.14 08:35:06
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