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2006年10月06日
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カテゴリ:エッセイ

 

 

 10年ほど前に「舞踏会の手帳」というフランス映画を

 ビデオでみたことがあります。

 たしか戦前の映画で、主演女優の名前すら記憶に

 ないのですが、その映画がなぜか鮮烈に思い出されて

 なりません。

 40代くらいの、上流階級の未亡人がひまつぶしに

 社交界にデビュウしたての10代のころに舞踏会で

 ダンスの相手をつとめた男性たちが、現在どうしているのか

 ひとりづつたずねてゆく、というストーリーでした。

 それぞれの男たちは、中年をすぎて、それぞれの人生を

 生きています。

 かつて若かりしころの面影などなく、生活の匂いをただよわせて

 生身の姿をさらしているのです。

 そんなストーリーでしたが、私もそんなふうに学生時代に出会った

 男性たちをひとりづつたずねて歩きたいと、思うのです。

 幻滅するだけかもしれませんが、彼らがどのような人生を

 送っているのか、この目でたしかめてみたいと思うのですが、

 まあ、今のような私の現状では、とても許されないことなのです。

 だから、なおさら空想の世界だけでも、せめて一人ひとりを訪ね

 歩くのも悪くはないと、想像をたくましくしております。

 それも、私のひそやかな、そして、ささやかな楽しみのひとつでも

 あるのです。






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Last updated  2006年10月06日 14時45分05秒
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