人気の新刊本。読んでみたよ（＾＾）

　ビジネス本　日本の論点 大前研一

　好きな作家なので、読みました
　2006年からプレジデント誌で連載している「日本のカラクリ」の加筆修正した本で
　読んだことがあるものが多かったです（＾＾；）

大前研一（オオマエケンイチ）

　早稲田大学卒業後、東京工業大学で修士号を、マサチューセッツ工科大学（ＭＩＴ）で博士号を取得。
　著書に『稼ぐ力』（小学館）『新装版企業参謀』（プレジデント）ほか多数。
　「ボーダレス経済学と地域国家論」提唱者。
　経済のボーダレス化に伴う企業の国際化の問題、都市の発展を中心として拡がっていく新しい地域国家の概念などについて継続的に論文を発表

ビジネス本　日本の論点 　あらすじ

「消費税」「憲法改正」「景気対策」「ＴＰＰ農業問題」、
時代に通底する問題点をわかりやすく解説！

ビジネス本　日本の論点 　ネタバレ

「日本病」克服の唯一のカギとは？
　あえぐ日本の今と明日を徹底討論（ジャック・アタリＶＳ大前研一）／

ケインズ以降のマクロ経済理論はもはや通用しない
　小さな楽しいアイデアをたくさん積み重ねて国民心理を盛り上げろ／

今、世界で本当に隆盛を極めている「クオリティ国家１０」を見てこい
　スイス、デンマーク、フィンランド、シガポール等々／

アベノミクスよりすごい景気対策がある
　「お金を使ったら人生は豊かになるし、子供や孫からも感謝される」という方向へ／

下請けなのに、なぜ台湾企業は強いのか？
　中国語、英語、日本語の三カ国語を操り世界のマーケットに通じている／

新しい「日本のお家芸」を探せ！
　アメリカと同じパターンで、日本も構造的な貿易赤字国になる可能性は非常に高い／

世界の滞在型旅行業は自動車産業より市場規模が大きい
　違和感だらけの「一泊二食付き」から脱却し、「滞在する」発想を持て／

「ヒット商品」が出ない本当の理由
　今、一番まともな生活をしているのは高校時代に成績が悪かったタイプ／

なぜ日本人は、かくも覇気がなくなったのか？
　諸悪の根源は「競争させない教育」にある／


「ＴＰＰ農業問題」を解決するただ一つの道
　日本の企業や若い世代は、世界の農業最適地に飛び出せ〔ほか〕


　う～ん
　これは、ネタバレには書ききれないので、ぜひ、本を読んでほしいです。

　ネタ、書ききれないほどの内容なので
　今の経済状態ってこうだから、こうなんだ、ってことが
　目からうろこ状態で、ボロボロ納得できます

　こんなに信じちゃうのって、本当はいけないんだと思いますけどね
　自分でちゃんと考えないと（＞＜）

覚書
・労働力者＝消費者、という図式は崩れてきた。
　日本でも、リタイアした世代が個人消費のかなりの部分をひぱってる。
　資産リッチは、金利を下げれば収入が減るし、減ったら、資産を再配分する
　余計なお金は借りずに自分の蓄えでやって、お金が回らない。

・トップは、財投と金利を重視した経済政策と訣別して、心理経済学に切り替え、国民心理をあっためる必要がある。

・日本やアメリカのような資産リッチな成熟国は、中流以上をリラックスさせて、小金を回させる必要がある。

・為替で一喜一憂するのは三流国。クオリティ国家はコスト高をいいわけにしない。

・個人金融資産の８割以上は５０代以上。貯蓄奨励で生きてきた上に政府を信じてないから、平均３５００万円を墓場にもっていく。

・インフラを作り直しても、経済波及効果はない。

・中国語、英語、日本語を使う台湾は優位に立つ。

・プロの専業農家はＪＡを相手にしない。ＪＡは兼業農家と持ちつ持たれつ。

・救急車は有料化するべき。

・入院に依存するから、医療費はお金がかかる。虫歯治療も、外国は一度。

・高校は義務化して、いい社会人をつくることでコストを下げる。

・花粉症対策は、３０年前の植林を全部伐採して、雑木林に換えればいい。

・ＣＴスキャン二回受けると、年間限度の被ばく量を超える。





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