韓国側が認めました。戦後補償は決着済みであると。韓国側に個人補償請求権はありません。そしてそれは韓国政府側からの提案であり、日韓両政府は合意し条約を結んでいるのです。・・・日本では40年前から既に知られているこの事実が、韓国で知れ渡るのはこれが初の出来事になります。
日本が個別補償を提案=正常化交渉、韓国が反対-KBS 8/12 時事
韓国放送公社(KBS)は12日、1965年の日韓国交正常化の際に、日本側が植民地支配下の強制動員被害者らへの個別補償を申し出たが、韓国側が「政府が一括支払いを受け、処理する」として、これを拒否していたことが分かったと発表した。
補償問題は、韓国政府が植民地支配に関する請求権を放棄する代わりに、日本から経済協力資金を受け取る形で決着したが、韓国政府が被害者補償に資金のごく一部しか充てなかったことへの不満が今でも残っている。
KBSはまた、米国が経済協力資金の金額決定に重要な役割を果たすなど正常化交渉に深く関与した事実も明らかにした。これらは東京大学東洋文化研究所に保管中の日韓交渉の会議録などで判明したもので、KBSは日本からの解放記念日である15日、特別番組で伝える。
【追加資料】
日韓基本条約

「あら~? ってことは、日本も最初はドイツ式の補償でやろうとしていたんじゃない」

「それより、日本側の申し出を韓国側が断ったという話に驚きですけど」

「結局、
個人補償方式はむしろ韓国の方が損って判断したんでしょうね、それに・・・」

「それに?」

「
韓国政府がピンハネできないでしょ? 韓国民個人と日本政府が個別に支払ったら。
記事にも載ってるけど、
『韓国政府が被害者補償に資金のごく一部しか充てなかった』ってね」

「・・・と言う事は、韓国政府は日本から支援金を受け取ったけれど、そこから自国民に支払うべき補償費を使いこんだと言う事ですか」

「そう。それらを含む日本からの援助をなりふり構わず注ぎ込んで、韓国経済は急成長したのよ。
これを
漢江の奇跡と彼らは自称しているわ」

「・・・奇跡、ねぇ」

「奇跡、ですか」

「実態はそんなものよ。そして当然、民衆は補償額に不満を持つわ。そして日本政府に直接補償を要求する裁判を起こす。
でも日韓基本条約でお互いの個人請求権は放棄済みだから、門前払いを受ける事になる。
貴方が日本政府に補償を請求する権利はありません。補償を請求すべき対象は貴方の国(韓国)の政府です。
でも韓国では日韓基本条約の詳しい内容が知られていないから、誰も納得しなかった」

「・・・しかし今回、韓国放送公社(KBS)が詳しく伝えようとしている。
でもなぜ今更になって? なんでもっと早く伝えなかったんですか?」

「その辺りは正直まだよく分からないわ。
素直に真実を伝え、
『日本は謝罪と賠償を終えている』事をアピールして新たな日韓関係を築こうとしている・・・のなら良いのだけど、
あの国の事だから斜め上を行く結果が待っているかもしれない」

「なにしろ放送はまだ。8月15日に放送するらしいから、その時になってみないとわからない~」

「日韓両国にとって、良い方向に向かうキッカケとなるような放送になると良いですね」

「そうそう上手く行くかしら?
今回の件でも、まだKBSが報じようとしていない部分があるのよ。・・・実は日韓基本条約を結ぶまで、日本政府は北朝鮮へも補償を支払おうとしていたの。
でもそれを韓国が阻止。曰く、
『韓半島の唯一合法政府は我々であり、北韓に支払う分は我々が受け取る』ってね。
この部分は今後とも触れられる事は無いでしょう」

「・・・すると日本は北朝鮮に補償を支払う法的義務が無いわけね。北朝鮮は補償が欲しければ韓国から貰え、と門前払いする事が出来る。
もしドイツが日本の立場だったら、絶対に支払おうとしないわ」

「そういう風にねー、ゴネれてたら苦労はないんだけどねー」