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2004年10月14日
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テーマ:戦争反対(1194)
カテゴリ:中国/台湾
日本の周辺(中国、ロシア、北朝鮮、韓国、台湾)は実に物騒だ。日本を除き全て国が軍拡を続け、核兵器を保有(或いは保有しようと計画)している。東アジアで日本ただ一国だけが軍縮を続け、核保有の意思が無い。IAEAのお墨付き

しかし、誰も付いて来てくれない・・・


<台湾>プルトニウム実験実施か…80年代に IAEA査察 10/14 毎日新聞
AP通信は13日、国際原子力機関(IAEA)の査察により台湾が80年代に核爆弾製造にもつながるプルトニウムの抽出実験を実施していた可能性が高いことが判明した、と報じた。外交筋の話として伝えた。

報道によると、抽出実験は、IAEAの査察で採取した試料を分析した結果わかったという。IAEA報道官はこの件について「コメントできない」としている。

台湾はIAEAには未加盟だが、米国の強い圧力で核不拡散を目的とするIAEAの保障措置協定を順守しており、99年には、より包括的な協定である追加議定書の内容も受け入れた。同実験が無届けだった場合、同協定「違反」となる。

台湾の複数の軍経験者らによると、台湾は中国が核実験に成功した64年以降、国民党の一党支配が続いた80年代後半まで、独自で核開発計画を進めていたとされる。抽出実験が事実とすれば、軍関係の研究機関で実施した可能性が高く、中台の緊張状態の断面を映し出したものといえる。陳水扁政権は現在の核開発を完全否定している。

東アジアでは、北朝鮮の核疑惑に続き、韓国が80年代と00年にプルトニウム抽出などの実験を無届けで実施したことが明らかになったばかり。

実を言えば台湾の核保有疑惑に付いては何を今更の感がある。「実は既に持ってます」と言われても別に驚きはしない。

実際に南アフリカはそれをやった。(1991年に核兵器を保有していたことを認め、既に廃棄したと発表)そして台湾は南アフリカと、それに加えイスラエルと仲が良かった。仲が良いというよりはそれぞれの事情から世界で孤立している3国が身を寄せ合っていた、というのが実態だが。南アフリカは核開発でイスラエルと協力関係にあった。(イスラエルは公式には認めていないが、核兵器を数百発保有している)台湾もまたイスラエルに核開発の協力を求めたが、アメリカに阻止されている。しかし、核実験のデータは渡っており、(インド洋で行われた水爆実験を含む)十分な量の材料と意思さえあれば、核武装は比較的容易い。

僅か4年前にウラン濃縮を行っていた事が発覚した韓国と、20年前の台湾の件とでは核保有の意思という点では比較にならない。新しい分、韓国の方が悪質だ。(ウランに加え、韓国も20年前にプルトニウム抽出していた事も発覚)だが、核開発技術と言う点では台湾の方が遥かに上となる。もちろん、それを言い出したら日本の方が技術的に上にも加え、大量のプルトニウムを保有しているのだけれど。(繰り返しになるが日本は核武装の意思が無いとIAEAからお墨付きを貰っている)


6ヶ国協議への影響について
 今回発覚した台湾が80年代にプルトニウムを抽出した件については一見、6ヶ国協議とは何の関係も無さそうに見えるが・・・やはり影響は避けられそうにない。中国が台湾に反発するのは間違いないからだ、そうなれば同じ事をやっていた韓国を見逃す事ができなくなる。

台湾を非難するなら韓国も非難しなければ道理が通らない。中国の事だから平気でダブルスタンダードを通しそうだが、その時は台湾が韓国の件を引き合いに出すだろう。そして北朝鮮がその尻馬に乗ってまた韓国の核開発を叩き出す。結果、中国は身動きが取れなくなる。







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Last updated  2004年10月14日 20時07分35秒
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