2005/01/10(月)04:12
攻撃型化学レーザー砲の共同開発へ
日本がエアボーン・レーザーの開発に参加する・・・という事は、完成すれば日本も将来的に配備する?
攻撃型化学レーザー砲
本気なのか・・・SFの世界は、もう目の前にやってきた。
■ミサイル防衛網:レーザー撃破、共同研究検討へ 政府 [1/10 毎日新聞]
米国が計画中のミサイル防衛(MD)網のうち、航空機に搭載したレーザーで発射直後の弾道ミサイルを撃破するシステムについて、米政府が日本政府に対し、日米共同の技術研究を非公式に打診していることが9日、明らかになった。同システムは日本が導入を決めたシステムより迎撃精度が高いとされ、政府は共同研究の検討に入る。
しかし、相手国領空を上昇する弾道ミサイルを撃破する攻撃的性格が強いため、専守防衛の理念や憲法で禁じる集団的自衛権行使との整合性が議論となりそうだ。
■ABL Airborne Laser (空中発射レーザー) [Hyper Armsより]
もし実用化できたとしても、早くても20年近くは掛かるだろうからその頃には憲法改正されてるだろうし、運用面で特に問題無いですね。(そういう問題なのだろうか)
果たして実用化できるのか、かなり怪しい兵器ではありますが・・・イスラエルとアメリカが共同開発中の戦術高エネルギー・レーザー(THEL: Tactical High Energy Laser)は既にカチューシャ・ロケットの迎撃実験に成功していますし、機器の耐久性さえ保障されれば実用化に漕ぎ着けるかもしれません。
ただし、開発には莫大な資金が必要になります。実用化すれば今までの兵器体系を根本から覆すものになるでしょうが、完成しなければ・・・となると大損です。新兵器開発には失敗が付き物ですが、果たして防衛予算が削減される中でどこまで開発資金を出せるのか、出したら出したでまた通常装備へ皺寄せが来るのか、頭の痛い話が山済みです。
ところでレーザー兵器と言えば以下のような話があります。
■The Panama Deception [1992年 バーバラ・トレント監督]
解説:1993年度アカデミー賞ドキュメンタリー部門最優秀賞受賞作品。 1989年のパナマ侵攻を中心に、アメリカのパナマへの関与を描く。 なお、NHKがこれを1993年6月12日に放映している。
内容は非常に真面目なドキュメンタリーだったのですが、パナマ侵攻について、現地住民へのインタビューで耳を疑うような証言が・・・
『アメリカ軍は新兵器「レーザー光線」まで使ったんだ!』
『光線を浴びてドロドロに溶けてしまった人もいるよ』
『レーザー光線は車もまっぷたつにするんだ!』
注)本当に放映された番組です。(ネタ元:ユタカテレビ)
現地住民の証言といものが如何に当てにならないか、というか麻薬中毒患者にインタビューしてどうする・・・というドキュメント。