テーマ:政治について(19734)
カテゴリ:未分類ネタ話
楽天お気に入り最新日記ヘッドラインに二つ追加。アンネの日記とかみぽこぽこ。です。
アンネ~の方は言わずと知れたあの人なので解説は省きます。(オイッ)一方、かみぽこさんは英国の大学院で政治学を学んでおられ、国際政治に対する斬新な切り口と鋭い考察で知られ、某運スレ(まとめサイト)でも評価が高い。 ちなみに覚えている人は覚えていると思いますが、私とかみぽこさんは1年半ほど前に壮絶な戦闘を繰り広げています。(かみぽこちゃんの日記 2003年04月06日) 戦争が絡むと意見が対立する事もありますが、政治面については共感を覚える事も多く勉強させられる点も数多くあり、感心させられます。 ■日本発の国際関係論をぶちあげよ! [かみぽこぽこ。]
この書き込み自体はかみぽこさんではなく、掲示板へ竹馬さんが書かれたものですが私も考えさせられました。 戦術的視野ではなく戦略的な視野に立ち、国家戦略論を語る。 そこでこのサイトの基本スタンスに立ち返って見ます。まず、国家戦略とは誰の為に、何の為にあるのでしょうか。 『国益の追求』 結局はこれの為に国家の戦略が立てられます。世界中の全ての国がそうです。当然、日本も例外ではありません。そこで私の考える国益とは何か―最優先に考えるべきものは何か― 『生存性の向上』 これを最優先とします。そして海洋貿易国である日本のライフラインはシーレーンにあり、石油タンカーや鉱石を積むバルク船が日本まで安全に航行し、日本から加工製品を積んだコンテナ船が安全に目的地まで航行する事ができれば、日本は生き続ける事ができます。 故に、守るべきは商船。確保すべきは海峡。大陸への深入りは避け、海峡に位置する沿岸諸国と関係を深めていく事― 海上自衛隊の戦力だけではシーレーンの確保は物理的に不可能です。護衛艦の数が足りません。海上護衛用の水上艦戦力ならば世界第2位の戦力と数を有する海上自衛隊でさえ、単独では小笠原近海までが海上護衛戦での限界活動範囲とされています。(冷戦時の作戦計画) だから海軍強国であるアメリカと同盟を結び、沿岸諸国は敵に廻さず味方に取り込むべきとなり、理想的な形としては沿岸諸国の側から日本との連携を望んでくるようになれば良い感じです。そしてそれは現実のものとなっています。 マラッカ海峡を有する東南アジア諸国は、既に日本との軍事的な役割強化を自ら望んでおり打診してきました。(例1・例2)更にインド洋の覇者を自称するインド(インド海軍は空母も保有する、規模が大きな海軍)もまた、2002年に訪日中のフェルナンデス国防相が日本の川口外相に「シーレーンの共同防衛構想」を打診してきました。 なぜ、ASEANやインドは自ら打診してきたのでしょうか? それは経済的な問題ではなく、彼らもまた安全保障上の観点からそれを望んだのです。世界第二位の水上戦力を保有する、日本海上自衛隊の戦力それ自体の存在を他国への牽制とする為に。他国とは? 中国です。中国もまた石油輸入国であり、マラッカ海峡~インド洋のシーレーン確保は重要命題です。既に中国海軍はパキスタンに海外寄港地を確保しました。つまり、中国と日本は海洋戦略が重なるライバルです。何れマラッカ海峡を巡って緊張状態に陥ることもあるでしょう。中国海軍の実力では今後20年は脅威とは成り得ませんが、その後は分かりません。そしてその動きを警戒するアメリカは「ライス-ゼーリック論文」から見れば分かる様に日本の東アジアに置ける軍事的役割を強化させようとしています。 ・・・以前、ある人からこう言われたことがあります。イラク戦争に関連したテーマで論争を繰り広げていた頃の話です。 『日本は島国なんだから分相応にすべき』 確か楽天名物ぼたんの花さんかまいかちゃんのどちらかだったと思います。その時私は「なんだか大陸的な思考をする人だな」と思いつつ、こう答えました。 『ええ、日本は島国ですから、同じ島国のイギリスと同じような国家戦略になることは当然ですね』 ~とりあえずこれでお終い~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
某S氏さん
>真烏賊の方だったかと。 > >基地問題について話してる時だったっけ? ----- あ~、そうでしたそうでした。まいかちゃんですね。 (2005年01月13日 01時23分18秒)
大英帝国も世界の投資で利食いしていますよね。
どんどん侵略植民地で有名な英国島国 見習うべきですね。 ボタンの花さんもどこの国のひとなんですかね。 (2005年01月13日 01時38分20秒)
>守るべきは商船。確保すべきは海峡。
イギリスそのまんまニダw 何が哀しくて遠くの露土戦争なんぞに粘着したのか 高校生のころはポカーンだったけど今なら激しく同意ニダ あと貿易で儲けるのなら機械や技術者の海外流出に規制をかけていたというのも見習う点と思うニダ (2005年01月13日 03時40分33秒)
日本にとってのジブラルタル・マルタ・キプロス・イエメン・オマーンを死守すべし(笑)。
ただイギリスにとってのロシアよりも、日本にとっての中国は海洋戦略が重なるだけに相手として厄介(競争度が激しい)なのですね。JSFさんが既に何度も書かれているようにシベリアのガス・石油も絡んでくるのでしょうけど。 (2005年01月13日 04時46分09秒)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050113-00000010-san-int
8日に、中国人とベトナム人が銃撃戦を繰り広げた そうです。双方相手が原因だといっていて、どちら のせいかハッキリしていません。こういう事件を 見ると、ASEANが日本に接近してくる理由も分かり ますね (2005年01月13日 07時28分10秒)
某S氏さん
>>『日本は島国なんだから分相応にすべき』 >----- >真烏賊の方だったかと。 >基地問題について話してる時だったっけ? ----- 自国の「生存性の向上」を追求することが他国を脅かすことに繋がると誤解しているのかもしれませんね。その様な誤解を解消し相互理解に努力することこそ政治であり外交ですよね。また開国以来の日本の国是である「貿易立国」成立の要件が理解出来ていないのかも。 (2005年01月13日 08時18分46秒)
本日の朝日新聞4面より。
「アジア各国警戒にじむ 自衛隊の活動警戒」 要約すると 自衛隊の海外活動に対する懸念がアジアにはある。 マラッカ問題において東南アジア(基本的にここではシンガポール)は冷ややかだ。 軍事的に中国は脅威ではない。byナジブシンガポール国防相 日米はいいけどアジアの溝を埋めろ。by著者 発言がシンガポール(上のみインドネシア)というのと、ネットに「中国は脅威ではない」という発言がないのが気になりますが、ASEANがすべて親日的、対中的、ともいえないと思います。シンガポールはまさに喉元に存在するわけですし。 (2005年01月13日 10時18分18秒)
artaxerxesさん
> 日本にとってのジブラルタル・マルタ・キプロス・イエメン・オマーンを死守すべし(笑)。 > > ただイギリスにとってのロシアよりも、日本にとっての中国は海洋戦略が重なるだけに相手として厄介(競争度が激しい)なのですね。JSFさんが既に何度も書かれているようにシベリアのガス・石油も絡んでくるのでしょうけど。 ----- シベリアの油田 あれ上空から 見たことありますが すごいですね。 凍土とまっすーーーーーぐに伸びた道 燃える火 人が住めない地帯ですね。 安いゲストハウスもなさそうなので いけませんね。 (2005年01月13日 11時15分48秒)
はじめまして。竹馬と申します。
こんかいの発言のもととなったのは、 自分にとって、戦略が重要だといつも考えている理由は、戦略がきちんとあれば、目の前の事象をどう捉えれば良いのかが判断できるようになるからです。 そうすれば、目の前で起きていることを自分に有利に展開できるうえに、相手が何を考えてそう行っているのかが鮮明になるからです。 本当は、歴史の授業で触れながら、学習しなければならないことなのでしょうけどね。(苦笑) 日本にとって重要なのは、 (1)世界中で貿易が安全にできること (2)日本に資金、人、物が集まること だと考えていますので、近くの不安定要因を排除することを第一(私は、日米同盟とASEAN~インド+日本の集団安全保障体制を築くこと)に、世界中に親日国家を増やし、日本に優秀で勤勉な労働力としての移民があつまるようにすることだと考えています。 ではではまた (2005年01月13日 12時37分02秒)
あさぴさん
>本日の朝日新聞4面より。 >「アジア各国警戒にじむ 自衛隊の活動警戒」 >要約すると > >自衛隊の海外活動に対する懸念がアジアにはある。 >マラッカ問題において東南アジア(基本的にここではシンガポール)は冷ややかだ。 >軍事的に中国は脅威ではない。byナジブシンガポール国防相 >日米はいいけどアジアの溝を埋めろ。by著者 > >発言がシンガポール(上のみインドネシア)というのと、ネットに「中国は脅威ではない」という発言がないのが気になりますが、ASEANがすべて親日的、対中的、ともいえないと思います。シンガポールはまさに喉元に存在するわけですし。 ----- 当の記事。 http://www.asahi.com/paper/politics.html ナジブ氏(シンガポールでなくマレーシアの国防相です)は「過去は過去。より大きな国際的役割を果たしていくべきだ」とも発言しており、どちらかというと救助活動が日中のシーレーン確保争いにならないよう釘をさしたのであって、日本を軍事的脅威とみなしているわけではなさそうです。 その前段階も「自衛隊を含む外国軍隊の支援に謝意を述べつつ、そうクギを刺した。」とあり、自衛隊へのことさらの危機意識では実際はなさそうです。 つまり、外国軍隊に対する警戒心と災害救援を舞台にした各国の覇権争い、自国の利益を削られていることを警戒している発言を、自衛隊への軍事的警戒とミスリードした朝日お得意の記事に読めます。(具体的に自衛隊を軍事的脅威としている部分は実はどこにもない) (2005年01月13日 16時40分06秒)
あさぴさん
>本日の朝日新聞4面より。 >「アジア各国警戒にじむ 自衛隊の活動警戒」 凄いな、毎日新聞とは正反対の意見ですな。朝日は最後の牙城か。だが、意図的な捻じ曲げが見て取れます。 >軍事的に中国は脅威ではない。byナジブシンガポール国防相 それはナジブ国防相の発言を朝日が拡大解釈してますね。 ■自衛隊の国際活動強化 大野氏、日本の経験共有を http://www.kahoku.co.jp/news/2005/01/2005011101004076.htm 大野功統防衛庁長官は11日午後(日本時間同)、マレーシア・クアラルンプールの国防省でナジブ副首相兼国防相と会談した。大野氏は自衛隊の国際平和協力活動を自衛隊法の「本来任務」に位置付け、強化する方針を表明。ナジブ氏は「過去は過去として、日本の大きな役割を期待している」と理解を示した。 大野氏はスマトラ沖地震に関連し「自衛隊には災害派遣の経験やノウハウがあり、各国で共有すべきだ」と強調、国際会議などを通じ日本のノウハウを各国に伝える意向を示した。 マラッカ海峡のテロ対策では「日本にとって死活的な地域であり、どんな方法で貢献できるか検討したい」と表明。これに対し、ナジブ氏は「マラッカ海峡危機は少し誇張されている。沿岸国の主権と矛盾しない範囲で協力をお願いしたい」と述べた。 ----- ナジブ国防相の発言はこうです。 『過去は過去として、日本の(自衛隊の国際貢献への)大きな役割を期待している』 『マラッカ海峡危機は少し誇張されている。沿岸国の主権と矛盾しない範囲で協力をお願いしたい』 マラッカ海峡ですが、沿岸国の主権を主張しつつ自衛隊へ協力要請しています。 (2005年01月13日 16時53分53秒)
竹馬さん
>日本にとって重要なのは、 >(1)世界中で貿易が安全にできること >(2)日本に資金、人、物が集まること (2)まで行くとこれは即ち、日本のアメリカ化ですね。 (2005年01月13日 17時03分46秒)
これなんかも参考になるかも。
■米国のテロ対応評価に反論 岡田氏、リー首相と会談 http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/kokusai/20041214/20041214a3170.html 東南アジア訪問中の民主党の岡田克也代表は14日午後(日本時間同)、シンガポールでリー・シェンロン首相、首相の父親リー・クアンユー顧問相と相次いで会談し、イラク問題や米中関係などをめぐり意見交換した。 リー・シェンロン首相は、米国のイラク問題への対応について「テロ封じ込めを力強く宣言したことで世界に安心感を与えた」と評価。「欧州各国は米国と違う部分がある。大国はできるだけ一致してほしい」と述べた。これに対し岡田氏は「イラク戦争について、わたしの考え方は少し違う」と反論し、国連を中心とした国際紛争への対応の必要性を訴えた。 リー・クアンユー顧問相は、米国と中国との間で将来的に緊張関係が生じる可能性を指摘。その上で「日本はもっと役割を果たしていい」と述べ、米中間の緊張緩和のために一層の役割を果たすよう求めた。岡田氏に対し「若い世代が長期的なビジョンを持って対中政策をつくる必要がある」とアドバイスした。 ------ (2005年01月13日 17時10分58秒)
■自衛隊派遣は中国への対抗 中国誌が日本援助を警戒
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050113-00000148-kyodo-int (2005年01月13日 17時58分58秒)
JSF.さん
>■自衛隊派遣は中国への対抗 中国誌が日本援助を警戒 > http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050113-00000148-kyodo-int ----- 対抗されるほどの事をしているのかと小一時間(ry (2005年01月13日 18時04分41秒)
JSF.さん
>■自衛隊派遣は中国への対抗 中国誌が日本援助を警戒 > http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050113-00000148-kyodo-int ----- 皆さん丁寧にありがとうございます。 つまり俺は釣られた…ってことでしょうか。 くそう許さないぞ朝日新聞! (2005年01月13日 18時20分43秒) |