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週刊オブイェクトはSeesaaに移転しました。(2005年3月24日)

2005年02月07日
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テーマ:戦争反対(1062)
カテゴリ:日本
横須賀所属のO.H.ペリー級フリゲート「USS Vandegrift (FFG- 48)」が山形県の酒田港にやって来ます。


酒田港:戦後初、米軍艦が寄港 平和運動団体、「軍港化」警戒 [1/29 毎日新聞]

バンデグリフトは全長138・7メートル、幅14・4メートル。対潜・対空機能を装備している。酒田港には昨年、自衛隊のイージス艦が入港している。平和団体などは「米空母のキティホークと共にイラクで軍事行動に参戦した艦船の入港は、酒田港の軍港化につながる。酒田市は平和都市宣言をしている。入港は認めるべきではない」と話している。


上記記事には二つ間違いがあります。

×対潜・対空機能を装備している
×米空母のキティホークと共にイラクで軍事行動に参戦

実は昨年、バンデグリフトは主要対空機能(ミサイル発射機)を撤去しました。
そして以前から空母の護衛任務から外れており、イラク戦争では別行動で参戦しています。


フリゲイト2隻、横須賀に戻る。空母に随伴せず? [RIMPEACE「追跡!在日米軍」

仮想敵の変化に伴い、フリゲイトから空母の護衛という任務が外されたのだろう。横須賀のフリゲイト2隻から、対空ミサイルランチャーが外され機銃が搭載されたのも、「対テロ戦」のため、ということだった。
おそらく、今後のフリゲイトの任務は、対艦兵器を見せつけながらの臨検活動が主体になっていくのではないか。

ともかく、実質的にも空母への随伴という任務が無くなってきているのに、なぜ横須賀に居続けるのか、その理由は不明だし、ホストネーションの外務省も問い合わせをしようとすらしない。

フリゲイトからミサイル発射機撤去、「対テロ戦には役立たず」 [2004/03/07 RIMPEACE
もう一隻のフリゲイトからもミサイルランチャー消える [2004/03/27 RIMPEACE

Gary crew see a new side of their ship [March 6, 2004 Stars & Stripes


この反戦平和団体「RIMPEACE」の考察は、最後の問い掛けを除き結構的を得ています。そうです、アメリカ海軍はフリゲート艦を空母護衛任務から外し、海上臨検行動へ投入しているのです。そしてその方針は数年前から決定されていました。ただし、この方針自体は対テロ戦争が開始される以前から決まっていました。

・・・なぜ、空母の護衛任務から外されたのに横須賀に留まっているか、ですか?
北朝鮮を海上封鎖する際の海上臨検行動へ投入するのに、とても都合が良いじゃないですか。それにマラッカ海峡で海賊退治をするのにも横須賀配属は位置的に便利です。

反戦平和団体「RIMPEACE」は、対北朝鮮海上臨検行動の可能性に思い至らなかったのでしょうか。それとも気付いていながらトボけているのでしょうか・・・


「オリバー.H.ペリー」級ミサイルフリゲイト [MILITARY MUSEUM

米海軍における本級は1989年の冷戦終結により、供給過剰状態となり、しばらくは老朽化したミサイル駆逐艦の代わりに艦隊で活躍したものの、次第にイージス艦が幅を利かせるようになってくると、機動部隊の一員からもつまはじきされるようになり、初期建造艦艇を中心に艦齢半ばで退役が始まり、21世紀初頭の2002頃には完全に姿を消すとまで言われていた。

ところが、カリブ海における麻薬密輸阻止作戦において、本級は大活躍し、本級の評価が格段に上がった。その結果本級の除籍計画は次第に先送りされるようになり、最近では1年に2隻ほどのペースにまで落ち込んで、遅々として進んでいないというのが実態である。2001年現在でいまだに30隻以上が在籍しているところをみると、「ズムウォルト」級の就役が始まるまではなんだかんだといってがんばり続けそうである。


本来なら3年前までにこのクラスは全艦退役する予定でしたが、小振りで使い勝手が良くヘリも搭載でき、海上臨検行動に適していた為そのまま使い続けられる事になったのです。・・・すると不審船相手には対空ミサイルや対艦ミサイルは必要ありません。そこで外してしまいました。

本来、ペリー級の武装は以下の通りです。

・Mk.13 ミサイルランチャー×1(対空(スタンダード×36発)及び対艦(ハープーン×4発)ミサイル発射用)
・Mk.75 76mm艦載砲×1(対空、対水上用)
・MK.32 三連装短魚雷発射管×2(対潜水艦用)
・MK.15 20mmバルカンファランクス×1(近接防御用)

横須賀所属のペリー級フリゲート、FFG-48バンデグリフトとFFG-51ゲアリーにMk.13ミサイルランチャーはもう在りません。これでミサイルフリゲートとは呼べなくなりました。ミサイルは撃てなくなったのです。主兵装であるMK.13を撤去した為、対空防御力と対艦攻撃力は殆ど無くなりました。76mm砲で出来る事は不審船の始末くらいです。増設した機銃は小型ボート対策と不審船へ接舷する際の牽制用。


・・・ところが、O.H.ペリー級について無茶苦茶を言う人が居ます。


【345】「キティ・ホーク戦闘群が攻撃」三沢・嘉手納基地からも中東へ [日本共産党神奈川県議団

また、中東軍(ミドル・イースト・フォース)の一員として、横須賀軍港を母港とするミサイル・フリゲート「ヴァンデグリフト」と「ガリー」の2隻も参戦している。ここからもトマホークが発射されている。


撃てません


ペリー級フリゲートにはトマホーク巡航ミサイルの発射装置はありません。MK.13ミサイルランチャーからもトマホークは撃てません。Mk.13が有ろうが無かろうがペリー級はトマホークを運用できないのです。つまりトマホークを撃てるペリー級は過去から現在に至るまでこの世に存在しません。

イラク戦争でFFG-48バンデグリフトとFFG-51ゲアリーは空母戦闘群とは全く別任務の「海上臨検行動」という任務が与えられました。攻撃任務には参加していないし、兵装からしてそんな事は不可能です。

・・・この共産党の記事を書いたジャーナリスト松尾高志という人物を覚えておく事にします。


バンデグリフトに核兵器が搭載されていると疑う反戦平和団体 


積んでません


アメリカとロシアは核軍縮条約スタート2において、海軍の戦術核兵器を全廃する方針を固めました。戦略型原子力潜水艦に搭載するSLBM(水中発射弾道ミサイル)以外の核兵器を廃棄するという事です。

事実、アメリカ海軍は核攻撃型トマホークを艦船から降ろし、地上に封印しています。もうアメリカ海軍の駆逐艦やフリゲートに核兵器はありません。

しかも、前述した様にペリー級はそもそもトマホークを発射できないのですから・・・スタンダード対空ミサイル、ハープーン対艦ミサイル、76mm砲弾に核弾頭型なんてありませんよ?

一体、何を心配しているのです?




 Read Me やる気の無いサイトリング 時間ねぇー ニンニン






Last updated  2005年02月08日 06時53分29秒
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