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週刊オブイェクトはSeesaaに移転しました。(2005年3月24日)

2005年03月09日
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テーマ:戦争反対(1153)
カテゴリ:未分類ネタ話
さて、本題たる「ネット右翼」論に入るわけですが、この言葉、使っている人達自身もよく分かっていないのではないでしょうか? 「ネット右翼」とは如何なる人達を指すのか不明確で、現状では「反対意見はネット右翼の仕業」という単なるレッテル貼りに使われているに過ぎず、適用範囲が無闇に拡大し、左派的な人ですらより左に位置する人からネット右翼呼ばわりされているという有様です。

団藤さんも、ネット右翼とは何者か全く掴みきれていないのではないでしょうか。それもそうでしょう、なにせ実体が存在しない幽霊のようなモノなのですから・・・



公論の場を貧しくするネット右翼の病理 [ブログ時評13] [ブログ時評

ネット上で主に対中国、対韓国・北朝鮮、対マスメディア関連で右翼的言辞を並べているブロガーの立場には共通点がある。「自分は真ん中。右に見えるのは、あなたが左にいるからでしょう」といった感覚。そして、自分のブログを持たず、コメント欄だけに書き散らしているグループと大集団を作って居心地の良さに納得している。

と、書いておきながら・・・

こんな時代だからこそネット上に公論の場を造りだす意味が大きいと考えているが、ネット右翼では「右」を代表することは出来ないと早く気付くべきだ。


等と書く団藤さんのおかしな感覚。「右翼的言辞を並べている(自分は真ん中と称する)ブロガーと自分のブログを持たずコメント欄だけに書き散らしているグループによる大集団」をネット右翼だと団藤さんは決めつけたいのでしょう。しかし「自分は真ん中」だと自称している者に対して「右を代表する事は出来ないのだと早く気付くべき」と呼び掛ける事は全く意味がありません。自分の事を右だと思っていない人が右を代表する気が無いのは当然ではないですか。そもそも「ネット右翼」なるもの言い出したのは団藤さん達であって彼ら自身ではない筈です。自分の事をネット右翼であると認識していない人達に向かって「ネット右翼は早く気付くべき」と言っても、誰も聞いていません。

自ら作り出した虚像に向かって呼び掛ける団藤さん。とても異様な光景です。



私はこの自分のブログ[週刊オブイェクト]2004年08月22日のエントリーで「どうぞ私をレッテル貼りするならご自由に」と書きました。思想的な中央という軸線は絶対的な固定軸ではない以上、「私は真ん中です」などと自称することには意味が無いからです。私より左から見れば私は右でしょう。逆に私より右から見れば私は左に見られてしまいます。人によって基準が様々なのですから、それは仕方の無い事です。ですから私の事を右翼呼ばわりしても別に構いません。(その場合どこが右翼的なのか説明してもらいますが)

では、「ネット右翼」とは何なのでしょうか。ネットで右翼的言動をする人がネット右翼であるなら、それらは普通に右翼と呼べば良いだけの話です。何故わざわざ「ネット~」と頭に付ける必要があるのでしょうか? それは「ネット右翼」とレッテル貼りを始めた左翼側の人間が、ある種の疑念を抱いたからではないでしょうか。「なぜネットでは右翼的言動がまかり通るのだ?」と。

既に以前にも紹介しましたが、[愛・蔵太]さんの所で[野良猫]さんの分析を再掲載しておきます。それともう一つ、追加で紹介しておきます。


# 野良猫 『他の国では解りませんが、日本では「本音」と「建前」がある。
人間関係を壊す危険を冒してまで、政治の議論をしたりする事はあまり無かった。
日常で政治の話題をバンバンと口にできるのは、主に左翼方面の人達だった訳です。
しかし、ネット上では日常のしがらみがない分、好きなことを書ける。
マスコミからの情報と現実が違うこともだいぶ解ってきた。
その結果が現状であり、自分たちの政治的主張が受け入れられていると信じ込んでいた人達が驚き「ネット右翼」という勢力を信じ込んだ・・。
実情はそんなところだろうと思います。』


ネット右翼だって現実社会に戻ればリベラルでしょうが [R30::マーケティング社会時評

それは「ネット右翼」と呼ばれる人々の行動をつぶさに見ているとよく分かる。

彼らが食いつくのは、自分の身近な出来事や現実と比べても、明らかに筋違いと思えるような前提を置いて書かれた記事や意見に対してである。自分が直接知らないことについて飛びついて来たりはしないし、身近な経験があることに対しても書き手がそう述べる根拠や経験(いわゆるソース)を開示した場合には割とあっさり引き下がる。

左巻き批判が大好きなネットワーカーでも、弱者に対する情が深いという点ではリベラルと変わらないということを、僕は切込隊長のニートに対するいくつかのエントリで見せられたような気がする。自分たちだけの独自の価値コードを盾に決めつけ・開き直りをする左巻きマスコミのブロガーに対して彼が仕掛ける攻撃は苛烈なものがあるが、では徹底的に「強者の論理」の人なのかと思いきや、自分のエントリに突っかかってきたニートに対して延々と人生相談に乗ってみせる。あれはどう見てもリベラリストの姿だ。彼が自称するようなRepublicanではあり得ない。

ネット右翼を装って過激なことを書いている人の中にも、恐らくリアルでは常識的にリベラルな人というのがたくさんいるんだと僕は思う。


左翼側の言う「ネット右翼」とは、現実社会では右翼活動などをしておらずノンポリを装っているかむしろリベラル的な人間まで含まれている・・・こうして左翼側は思いがけない数の反論に驚き慌て、「ネット右翼」という集団が居ると信じ込んでしまった。しかしこの勢力は統制されているわけでもなく誰かの命令を受けているわけでもない。現実社会では政治と関ろうとしなかった人達だからです。

下の図はスクリプトを使って自分の政治的立ち位置を調べよう、と言う主旨の「ポリティカルコンパス」の結果をある場所で集計した物です。(サンプル数は71)。ただし英語圏のものなので、日本国内の立ち位置を測るのにはあまり向いていません。それを差し引いて見てください。

使用されたものはPolitical Compass(http://www.politicalcompass.org/)にあるPolitical Compass Test。(本文下部にあります)  日本語訳は下記を参照。(http://d.hatena.ne.jp/kanryo/20050222#p3



集計結果




このサンプル採集場所は左翼側から「ネット右翼の巣窟」と呼ばれている某巨大掲示板群の中でも、特に右翼的だと思われている板のスレッドです。集計結果は全体的に左に寄っていますが、スクリプト自体が欧米の基準であり設問も日本人向けではないので、この集計結果だけを見て「ネット右翼は実は左だった!」と言うつもりはありません。しかし社会的指標(権威主義/リベラル)を示す上下方向は見ての通り全体的に散らばってる事は、結構意外でした。サンプル採集場所の住人たちは、多用な主義主張を持っているのではないか・・・どうにも統制された意志を持つ思想集団には見えません。




Google検索(2005/03/10現在)

[ネット右翼] 検索結果 約18,600件
[ネットウヨク] 検索結果 約51,500件
[ネットウヨ] 検索結果 約195,000件
[ネトウヨ] 検索結果 約6,830件

「ネット右翼」類の合計約27万件。対する「ネット左翼」類は各種合計約3万件
「左翼」は現実社会とネットの活動者が同一である事が多く、「ネット左翼」は普及せず


[ブ左翼] 検索結果 約9,550件
[ブサヨク] 検索結果 約107,000件
[ブサヨ] 検索結果 約397,000件

「ブ左翼」類の合計約51万件。対する「ブ右翼」類は各種合計約4600件
「ブ右翼」は語感がいまいちで、普及せず


[プロ市民] 検索結果 約33,100件 対する [プロ奴隷] 検索結果 約1,640件
「プロ奴隷」を普及させる事はそもそも無謀と思われる


[サヨク] 検索結果 約51,600件
[サヨ] 検索結果 約59,900件

[ウヨク] 検索結果 約7,600件
[ウヨ] 検索結果 約24,900件


「右」による左へのレッテル 総合計約68万件
「左」による右へのレッテル 総合計約31万件


左右のレッテル貼り合戦。でもレッテル貼りをした時点で議論をする意思が無いと宣言したようなものですから、不毛な事です。「サヨク、ウヨク」くらいはいいと思いますが、「サヨ、ウヨ」はどうでしょうね・・・・・






 Read Me やる気の無いサイトリング 時間ねぇー ニンニン






Last updated  2005年03月12日 09時38分28秒
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