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2008.09.13
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カテゴリ:読書
最近読んだ本リストです。

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大塩平八郎の乱を背景とした、幕府密偵の剣客である主人公と大塩平八郎の養子との友情を描いた話です。
大塩平八郎の乱については、だいたいの流れは知っているつもりだったので、書かれている内容については特に意見はないので、この本を読んだ感想としては、北方謙三氏のドラマは反乱者側をドラマチックに描きすぎるという思いを強くしたところでしょうか。

北方謙一氏の戦争論としては、第一にゲリラ戦賛美です。
こう書くと決め付けすぎるので、補足をすると・・・戦いには流れ(勝機)があり、その流れの方向付けのために、戦いの序盤やあるいは局面での小さな戦いに勝利する必要があるのですが、北方謙一氏はこの小さな戦いでの勝利がそのまま大局を決めるような論法で話をすすめるきらいがあるのです。
ベトナムでのゲリラ戦の論法ですね。
小さな局面での勝利を重ねていき、相手を疲弊させて勝利を得る・・・20世紀の毛沢東などに通じる戦略思想ですが、その考えが著しい気がします。
ゲリラ戦を受けた側は疲弊していき、大局を決める決戦のときには戦力・戦意を著しく減じているという論法なのですが、ゲリラ戦を行うほうの疲弊については無いものとしてかかれています。
実際、同じ戦力比で考えると、たしかにゲリラ戦を受けて立つほうが疲弊するのでしょうが、もともとゲリラ戦は戦力差があるからやむなく発生する戦い方であり、ゲリラ戦を行う側も総量的にみると疲弊しているはずなのです。つまり、ゲリラ戦を受けて立つほうがゲリラ戦1回ごとに10%の疲弊をするとし、ゲリラ戦を行う側が1回ごとに5%の疲弊であるとします。しかし、ゲリラ戦を受けてたつ側が2倍以上の戦力差があるときはゲリラ戦を行う側も十分疲弊する計算になります。
そのあたりを無視して描いているのが、北方本での戦争観の難点でしょうか・・・
次に北方謙三氏の政治論としては、安穏とした政治は腐敗し、革命を起こす側は志をもって美しいというもの。
志さえあれば美しいというのは、過去の戦争での青年将校たちや連合赤軍で過ちが証明されています。一面美しいものは、その陰にかならず醜いものを持っているわけです。
すべての面で美しいというのはファンタジーか、あるいは何の益もないものなのか、それとも最も残酷な存在なのかも知れないです。





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Last updated  2008.09.14 11:54:37
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