おぼろ二次元日記

2009/12/03(木)16:50

「のだめカンタービレ」(二ノ宮知子)23巻、感想

漫画(368)

ついに完結! 「のだめ」の23巻(最終巻)を読みました♪ のだめカンタービレ #23 限定版 個人的な好みではありますが、この作品についてはアニメよりも ドラマのほうが好きなので(ミルヒーは笑ってしまいますけどね!) DVD付きを購入しました♪ 玉木君@千秋! まずは本編の感想から。 ☆父と子、意外な再会!? ミルヒーとの共演で燃え尽きてしまったのだめに思いっきり 避けられている千秋。 悩んでいたところに現れたのは父・千秋雅之!!! ワインとポテトで、まさかの恋愛談義!? 絶対、口もきかない!と思われていた千秋でしたが、 一応、男と男・・・そういう目線で見られるところまで来た、と いうことなんでしょうねえ。 もちろん、浮気なんて理解不能なんでしょうけど。 (別れた後の征子ママがわが道を行っているのがまた良いですしね。) 二度とあんな演奏は出来ない。 ピアニストの目線で話してくれた父の言葉はとても参考になったのでは♪ 公演のためにブラジルに飛んだ千秋・・・ 「アイツのプロポーズを受けよう!!!」 これはラテンの空気に頭がイカレタ!?とも思ったのですが、 子供と戯れるのだめが幸せなら・・・自由でいいじゃないかって その時は思ったことの答えですよね。 でも、心の底ではやっぱりそうではなかった、ということで。 ☆上を目指すのが変? パリに戻ってきて、保母さんになるという夢を半分くらいかなえて しまっているのだめ。 好きに演奏するということもヤドヴィと一緒になってパワーアップ してしまっています。 でも、心の中では音楽と真剣に向かい合った自分、実家に帰った時に 思い出したコンクールやコンサートの喝采を忘れられずにいる自分が いることも確か。 パリに戻った千秋ものだめの演奏を聞いて、 「あの舞台に連れていきたいと思うんだ。」 そういう思いに駆られてしまう。 いつものだめの転機にいた千秋だけど、のだめの視点はいつだって ”素の千秋”、千秋のは”ピアニスト込みののだめ”、そのズレをどう 修正するか。 それはのだめが自分が持っているものをもっと大事にしなければ ならないことに気付かないといけないんですね。 ☆「これってフォーリン・ラヴですか?!」 2人が共鳴したモーツァルトでもう一度、あの時の思いを! ニナも自分のクラスから追い出した学生だとやっと気付いて くれました! 気付いたのはのだめも。 ずっと「頑張る」事から逃げていたのだめも壁を乗り越えることで 手に入れられるものがあると思い知らされたよう。 千秋のピアノに触発されたあの日の鼓動。 音楽から与えられる喜びはどんな苦しみにも勝る。 リュカの言葉も絶対、響いているはず。 「神様にもらったものだから」。 自分の演奏を聞いて喜んでくれる人がいるなら。 千秋だけではない、世界にたくさんいると分かったから。 ミルヒー「ちゃんと分けてひとつになった。」 最初は「ピアニスト込み」ののだめに惚れている千秋のことだけを 言っているのかと思っていたんでが、のだめに対してもだったん でしょうねえ。 どんどん、先に行ってしまう千秋と進めない自分。 それは当然で、音楽に向き合う姿勢がのだめの場合、逆戻りして しまっていましたからね。 千秋がブラジルで「素ののだめ」を認めたなら、のだめのほうが 「音楽家の千秋」を認める番になった。 互いに二つの自分を探し、認めて、もう一度道は一つになった。 そう思います♪ そして、皆はそれぞれの海に漕ぎ出す。 ターニャと良い感じになった黒木君、良かったです♪ ☆まとめて・・・ レビューを拝見すると「物足りない」、「これからもっと描けるお話」と いう感想が多くて、私も特に「パリ編」になってからのまったり感は ちょっと・・・と思った展開でした。 黒木君とターニャの関係のほうが見ていて楽しいと思ったこともありましたし。 ただ、ジャンプ好きーな私が望んだ「ピアニストとして成功するのだめ」を 二ノ宮先生は描きたかったのではなくてやはり女性誌に掲載される理由・・・ 「恋愛を大事にするのだめ」のほうに重点が置かれた作品だったのでは、と 思いました。 アニメで爆発的ヒットになった「けいおん!」も軽音部で頑張る女子は 前半そこそこ、メインはほのぼのした日常風景、というのと同じように 「友情、努力、勝利!」よりも別のものを描く、そういうことだったのでは と思っています。 もちろん、千秋のほうは努力無しでは得られるものは無いですからねえ。 マルレの皆と分かり合えるまでの苦労とかジャンとのコンクールとか 燃える場面もあって、ジャンプ的要素は千秋で補完させてもらうものだとも。 そのあたりの2人のズレの修正をもっとはっきりと描いてくれれば 分かりやすかったと思いますがのだめのあのふらふら加減ではね。 唯一、パリでのキック!いきなりのプロポーズがのだめに大事なものは これ!なんだと示す場面だったのだと思います。 世間にクラシック音楽を普及させた効果は絶大でした。 特に私も大好きな「ベト7」が一番、有名になりましたよねー。 初期のCDブック、千秋のオケのブラームス等は購入しているので また初々しかった「のだめ」を振り返ろうかな。 ******************************* DVD・・・劇場版の番宣で1000円増し!をどう受け止めるかは 好みで違ってくるのではないでしょうか。 私はヨーロッパのロケ風景に乗って流れる名曲の数々に胸がドキドキ してしまいました! 玉木君も言っていたウィーンの楽友協会での演奏シーン。 ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートが憧れの自分にはまだまだ 夢の場所です。 映画がますます楽しみになりました。 アニメの最終章・・・二期は視聴もそこそこ、レビューもしませんでしたが 悩みどころです。 声優さんだとか、表現・演出であれこれ言いたいことがまだ自分の中で 消化しきれていないので。 来年のことですし、初回を見て決めようと思ってます。 パリだ!プラハだ!!ぎゃぼー!!! のだめカンタービレ in ヨーロッパ のだめカンタービレ DVD-BOX

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