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テーマ:アニメ!!(3877)
カテゴリ:ライトノベル・アニメノチカラ
ただ一人生き残っても、滅び行く世界に生きる意味はあるのかい?
見つけたい、その意味を。 「蝉時雨・精霊流シ」 あらすじは公式からです。 蝉の声が響く夏のある日。 どこか元気のないフィリシアを、カナタたちは心配そうに見ていました。 フィリシアの脳裏に浮かぶのは、かつての戦場での光景。 戦火のなか生き残り、瓦礫の山と化した街をさまようフィリシアに、 兵士の亡霊は問いかけます。 「こんな世界で生き延びることに、意味はあるのかい・・・?」 一方、セーズでは灯籠を流し死者の魂を慰める"フィエスタ・デュ・ ルミエール"の日が近づいていました。 ****************************** この小隊は経験がない、と前に書きましたがフィリシアは 強烈な実戦体験があったのですね。 その記憶が彼女を苛む夏、死者を送る夏が来ました。 フィリシアが装填手を務めたタケミカヅチは敵の戦車一基を撃破したものの、 側面からの砲撃を受けて大破、爆発。 戦線をともにしてきた仲間を全て失う。 残された喇叭、炎に包まれた仲間たち。 凄惨な光景を目の当たりにして、混乱するフィリシアは 激しい砲撃と銃撃の中、運良く地下に落下して難を逃れる。 盛夏、お盆、フィエスタ・デュ・ルミエールの時期。 フィリシアが窓の外を見ると一人の兵士の姿が。 カナタは地元のやり方でお盆の準備をする。 死者が帰って来ると、おののくクレハ! 食欲が無いフィリシアだけど、リオと偶然、買物でスイカを 買って来た。 そして灯篭の材料も。 お盆行事はセーズではOKだけど中央では認められていないようです。 地元との交流の意味で、今年は参加しようと考えるリオ、フィリシア。 指を切ってしまったフィリシアの脳裏にはまた戦場の風景が。 一人になりたいというフィリシアを心配するカナタだけど リオに止められる。 が、ノエルが進み出る。 「ボクは直接、あの場所を知っている。」 ノエルに任せるリオ。 タケミカヅチに触れているフィリシア。 「世界はゆっくり終わりに近づいていて 人間の世界は終わりになる。」 何も住まなくなってしまった海を見ながらそう話してくれた先輩。 それが本当なら「何のために戦っている?」 一人、地下に落下したフィリシアはマッチで灯りをとると イリヤ文字の遺言を残した兵士の遺骸と遭遇する。 ここは旧時代の建物の中だった。 仲間を思って、何故一人生き残ってしまったのか涙するフィリシアに、 目の前の兵士が語り掛けて来た。 「僕らは負けてしまったから・・・あいつらに。 本当に済まない。」 けれどこの世界はもう終わるのだと言う。 「君達は残滓だ。」 人類がもとの繁栄を取り戻すのはもう不可能。 だからこのまま終わりにすればいい。 「こんな世界に生きる意味はあるのかい?」 「それは・・・。」 その時、自分がどうしたいのか気付いたフィリシアは思い切り叫ぶ。 「助けて!私・・・ここにいます!!!」 天井が崩れて一本のロープが降りてきた。 金髪の兵士が姿を現した。 カナタとリオの、あの大事な人!!! 「ごめんなさい。 私の部隊が半日早く到着すれば・・・。」 「イリア皇女殿下!!!」 あのネックレス・・・皇女殿下だったのですね。 花火を楽しむカナタたちを見ながらリオも大事な人の事を 語る。 「昔、あの人は私の全てだった。」 あの人のように国を守りたいと思ってもそれにどんな意味がある? 戻ってきているなら教えて欲しいと思った。 フィリシアの思いも察しながら、リオは皆が心配していることを伝える。 悩んでいるなら自分にだって 「話を聞くくらいならできる!」 ツンデレ! だけど頑張ってしまうフィリシアは元気が無かったのは夏太りのせいで スイカ・ダイエットをしようと思っていたとはぐらかしてしまう。 リオはあの激戦の記憶のせいではないかと思っていたのに。 それはそうなんだけどね・・・。 灯篭流しが始まる。 フィリシアの灯篭はかつての仲間たちの名前と生きることの意味を 教えてくれた名も無い兵隊さんのために。 元気に振舞うフィリシアを見て涙をこぼすカナタ。 「私だって心配したいです!!!」 フィリシアのことが大好きだから。 思いを言葉で伝えようとするカナタの良いところ。 だから、カナタはそのままでいて。 カナタを抱き締めるフィリシア。 クレハもノエルも。 「皆、何て可愛いの。」 抱き合う少女たち。 川に灯篭を流してカナタに習って手を合わせる皆。 クレハは両親に。 リオは姉、母に。 祈る姿を見て司祭は何かに気付いたよう。 滅び行くこの世界に生きる意味はあるのだろうか? 「きっと意味なんて無いのよ。」 笑顔になったフィリシア。 「無いなら自分で見つければ良い。」 今はあの子たちにこんな思いをさせないように。 骸になった兵士はフィリシアを生かそうとしてくれたの でしょうねえ。 ただ一人になっても生きる意味を。 それが滅び行く世界では、どんなに些細なことであっても。 カナタたちの笑顔は今、ここに生きている証なのだから。 金髪の兵士・・・皇女殿下は皆に縁がある人だったようです。 それぞれに生きる意味を与えてくれた? 滅びる世界。 国が滅びるだけ?と思っていたら、文明、惑星ごと崩壊する、という 意味なのでしょうか? スペクタクルと結びつけるにはまだつながらない、青い空ですね。 ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 1 【完全生産限定版】 【DVD】 ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 2 【初回生産限定】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年02月16日 10時02分35秒
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