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カテゴリ:漫画
8月26日発売の高河ゆん先生の「ガンダム00」コミック本を
読んでみました。 (作品解説) ニュータイプ誌に掲載されたガンダム00のキャラクター原案を担当した高河ゆん 自らによるコミック作品。 それぞれの主人公をフューチャーし、ファーストシーズンとセカンドシーズンの 間を描いた外伝短編コミック。 後に高河ゆんの画集「機動戦士ガンダム00 Dear Meisters COMIC&ARTS」に 収録され、ロックオン編は描き下ろしで収録された。 その後2010年にニュータイプ誌に掲載された長編「空と大地のまじわるところ」 「The second birthday」」を収録し、「機動戦士ガンダム00 in those days」 として単行本としてリリースされた。 ********************************** お値段が560円の割りにカラーも少な目、薄い・・・と言っても ジャンプ本の「ペアプリ」や「銀魂」キャラブックの比ではないです!(笑) でも、あちらはカラーが多いし、紙も良いですからね。 中身とお値段のことは購入した読者の評価で変わる物かも。 アニメ雑誌をほとんど購入しないのと「Dear Meisters COMIC&ARTS」も 未購入。なのでこうしてまとめて読めるのは嬉しいです。 劇場版公開で盛り上がるこの作品、先日の「ガンダム00 Supporter's Gathering 2010」に参加されたネッ友様の記事をあちこちで拝見して 楽しませていただきました。 (足跡のみですみません!) 三木さんの記事でもキャストの皆さん、楽しそうですね! 劇場版を見る前に読むと1期、2期の間、戦い終わってから、のキャラの行動や 思いを復習することができます。 というか、本編がざっくりと事象を追いかけていく切り口だったので キャラの感情の動きがなかなか見えず、いきなり「そうなるんだ!」と 思うことがしばしばだったですよね。(苦笑) スタッフが新しいガンダムの切り口を目指したのだとは思うのですが、 ガンダムと言えば、やはり「ここまで言ってしまうんだ!」みたいな 感情のぶつけ合いが大きな魅力なので、戦場における人間模様を楽しみに していたガンダム・ファンには物足りないものだったのでは・・・と思います。 できればこの作品を本編中に語ってくれれば。 そう思わずにはいられませんでした。 ではそれぞれのエピソードの感想でも。 ☆空と大地のまじわるところ アニメではほとんど感情を語ることが無かった刹那が マリナに何を求めていたのかが良く分かるエピソードです。 マリナもアニメでは現実逃避っぽい姿勢に終始していたような 印象でしたが、こちらでは「この国を守る」 「ここで待ってる」と断言していて、自分の責任を果たす覚悟が感じられました。 自分は世界を敵に回してしまった。 もう会いに来ることはできない。 けれど、荒れた土地に必ず花は咲く。 マリナにイメージを重ねる刹那。 刹那は届かない空。 空を見てずっと願うことを誓うマリナ。 「ただ一輪の花を守りぬける男になろう。」 くー!!!この台詞をマモ・ヴォイスで聞きたかった!!! (♪ちょりーっす!!!でも良いけどさ!爆笑) 来るべき対話の時間が来るまで。 ヴェーダの中でリジェネにせかされるティエリアの表情は とても穏やかで。 刹那を待ってる。 穏やかな空気は宇宙にいるロックオン、スメラギたちにも、 ヒマラヤにいるアレルヤ、ソーマにも流れている。 大地に花が咲く限り、待っている人がいる限り。 戦いの間の束の間の安らぎ。 その時間さえも愛おしく思える時代。 大切なものを守るために準備する皆さんの表情が良かったです♪ ☆The second birthday リボンズのエピソードです。 変革者イオリアの理想を体現するために生み出されたイノベイター。 人間とは違う。 そんな自負のもと上から目線で生きてきた(笑)リボンズの駒のうち、 ティエリア、そして偶然、出会った刹那が道を外れていく。 軌道修正・・・人間がイノベイターになるなんて! イオリアに選ばれたのは刹那ではないのかと焦るリボンズ。 そしてティエリアも。 エリートの中から必ずしも変革者が現われるわけではない。 イレギュラーから運命が転がり出るのが人間の面白いところ。 ティエリア自身も自らが予想外の運命をたどることになって 「生きる」ことを見つけた。 最初の頃には見られなかったティエリアの笑みが自然と出て微笑ましいです。 ☆wanderer.(刹那) 刹那が隣人になってから生き方がどんどん変わってしまった沙慈。 ニール@ロックオンを失ってライルをスカウトに行った刹那。 初対面で既視感を刹那に感じるライル。 ライルのために世界を変えたいと言ったロックオンを失って、 まだ傷心の刹那はライルに目的を話すことができなかった。 けれど時間は少しずつ動き出している。 宇宙へ上がった沙慈も含めて、これから運命の歯車が一緒に 回りだす瞬間のエピソードでした。 ☆I'm home.(ティエリア) 1期の終わり・・・トレミーが大破し、自らのガンダムも失ったティエリア。 何もかも失った失意のティエリアを支えたのは亡きロックオンだった。 「だけどおまえならもうできるはずだ。」 そう、ヴェーダがなくても。 ティエリアの涙は乾き、彼はロックオンに託された新世界のために 動き出す。 イアンが信じていたように彼こそCB! 制服は彼の提案だったのですね。 ☆主をほめたたえよ-アレルヤ-(アレルヤ) 収監されているアレルヤが思い出すハレルヤとマリーの思い出。 超兵としての存在意義を戦いの中で見出すアレルヤ。 けれど周りにもう誰もいない。 生き残ったことを恥じて未練だと感じるアレルヤにもう一度、チャンスが来た。 ハレルヤは分かっていた。 仲間とともに戦うガンダムとともに生きることを! 全て失ってしまったアレルヤだけどまた居場所が出来たのですね。 ガンダムとともに。 けれどアニメではそこからマリー絡みで苦悩の連続! 戦いと愛、超兵の自分との戦いが彼には待っていました。 ☆The beginning man.(ロックオン) 12年も離れていた双子の兄のデータを見た。 家を離れていた彼が何をしてきたのかも。 兄へのコンプレックス、アニューに惹かれたのは彼女が ニールを知らないから。 それでも・・・ 「なぜオレを呼ばなかったんだ! どうして・・・生きてるうちに会わなかったんだ!」 相手をしてくれてる刹那が答えてくれた。 自分もロックオンを失い、仲間も失って悲しかったことを。 でも、この胸のうちに生きている限り、花を咲かせることが出来る 人が居る限り戦うと。 良く喋るとライルに言われて微笑む刹那。 「ロックオン・ストラトスにサービスだな。」 ぐおおおお! こういうエピソードもアニメで見たかったですよ! ニール@ロックオンの死でマイスターたちが心に刻んだものが つながり始める。 四人の結束をもっともっと見たかったのでこの一冊でかなり補完させて もらったように思います。 伝えたい思い、心に生き続けるロックオンへの思いが交錯する。 新たな道を踏み出したマイスターの生き様、もうすぐ公開! 楽しみです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年09月09日 12時18分37秒
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