フルートとハープのための協奏曲-3-

母子おかりな


 
《フルートとハープのための協奏曲-3-》
 
モーツアルトがこの曲を作曲した当時は、フルートといっても、
木の筒に穴を開けた程度の段階であったと言われています。

それならオカリナでも演奏出来る、と想われるかもしれませんが、
実際は第1楽章も第3楽章も2本のオカリナを使ってでも演奏は
無理で、第2楽章のへ長調だけ、オカリナでC管1本で、ひとつ
の音(低いソ)だけ1オクターヴ上を吹けば、完璧に原譜どおり
に演奏出来ます。

このひとつの音も、1オクターヴ上を吹いて全く違和感がありませ
んので、この曲をクリスマス・コンサートのプログラムに加えるこ
とになりました。

ハープのパートは、シンセサイザーのAさんが弾いて下さり、オー
ケストラのパートは、ピアノのPさんが、受け持って下さることに
なりました。

シンセサイザーのAさんもピアノのPさんも、一緒に障害児の音楽
療法に取り組んでいるメンバーの方々です。

オカリナ・パート(フルートの譜面)は、まだ暗譜は出来ていませ
んが、いちおう演奏出来るようになりました。

それに、伝ヴィヴァルデイのフルート・ソナタ『忠実な羊飼い』の
第2番第1楽章のPreludioがプログラムに加わります。この伴奏
はもちろんチェンバロですので、シンセサイザーで、やってもらい
ます。

また、このあいだのコンサートで、プログラムの中間に、伴奏者
によるソロ演奏が入ると、大変よい趣向ということが分かりました
ので今度もあいだに、ピアノ・ソロをお願いすることになりまし
た。

このアイデアは、この春にオカリナとハープによるアフタヌーン
コンサートをした折りに、プログラムの間にハープ・ソロを入れ
て、大変良かったことから、ヒントを得たものです。

今からクリスマス・コンサートが楽しみです。



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