オカリナ人生!

2014/02/16(日)22:27

空海の時代に想いを馳せて

京の文化(10)

東寺へはすぐに行けたのですが、なかなか入口の門が見付からず、いつもは新幹線で、あっという間に過ぎ去る東寺も、こんなに広かったのかと驚きながら、やっと入り口にたどり着きました。すると、あのAさんが言ってくれたとおり、特別開示の最中です。うれしくなって、観智院から、見学をスタートしました。客殿前の庭は、「五大の庭」と呼ばれ、弘法大師が唐の長安で密教のすべてを、普通は10年以上かかるところを、2年ですべてを受法して、数々の法具経典と共に帰国の海上で、難に合われた時に、守護の海神に守られて、無事帰還される姿と、五大虚空蔵菩薩像を表した石が、配されていて、とても感銘を受けました。空海が中国に渡った頃は、4分の3は亡くなり、中国にたどり着くのは、25%だったそうです。もう一つ、興味深かったのは、空海が中国に行ったのが、31歳の時で、私が留学したのと、ほぼ同じなのですが、後の展開が、まるで違っています。 ちなみに五大虚空蔵菩薩像は、五匹の動物の上にまたがっているのですが、この5体の、動物の上の部分だけが、神護寺にあるのだそうです。今度、神護寺に出かけたら、是非観ておきたいものです。 

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