オカリナ人生!

2018/06/18(月)11:50

満腹中枢

脳の話(11)

​​父の日。ふだんは会う機会の少ない長男夫婦が、2歳3ヵ月のひとり娘と一緒に、昼食会を開いてくれました。最近オープンしたばかりのイタリア・レストランで、お子様連れで手軽に利用できるファミリー・レストランです。 今日は満員の盛況で、同じような小さな子連れの親子や、私達のように、父の日なので、その親と3世代が一緒に集まっている人達が、ほとんどです。メニューの品数も豊富で、味も日本人向けに美味しくしてあります。 私達大人は、それなりに豊富な種類のピザやスパゲティを味わいながら、会話を楽しんでいるあいだに、2歳3ヵ月の孫娘は、次から次へと口に放り込むように食べるわ食べるわ、とどまるところがありません。ほんとに美味しそうに食べています。 そのお母さん、「この子達は、満腹中枢はいつ完成するんでしょうか?」 たずねられたじいじの私は、答えなければなりません。 「ヒトの脳は年齢と共に量、質ともに発達して、10歳頃に、成人の80%から90%くらいまで完成する、と考えられています。色んな情報を伝える脳神経細胞の表面にある受容体も、同じように発達して、満腹中枢もその何種類かの神経の働きを伝える物質の受容体があり、満腹になったという情報をキャッチする部位は、同じように10歳頃に完成するそうですよ。」 まだ満腹中枢が完成していない1歳半の孫娘。ついにお腹いっぱいでパンパンになって苦しくなって、横になってしまいました。10歳頃までは、親がしっかり見守って、食べる量を調節してあげることが必要なのです。​​

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