2019/06/17(月)19:10
折り畳み傘―続編―
折れた2日後に、なかなか電話がつながらない息子から送られてきた、新しい折り畳み傘に感動して、何度も電話をするのですが、「ただ今電話に出られません。後ほどおかけください」ばかり。息子からも、問い合わせの電話は梨(無し)のつぶて。
ついに我慢できなくなって、息子の嫁に電話したら、いつものように、コール3回で、つながりました。これがあたりまえなのでしょうが、とても気持ちがいいですね。
「もしもし、折り畳み傘、ありがとうございました、と御礼を言いたいのに、息子にちっとも電話がつながらず、失礼します。こんな息子に育てた覚えはないんですけれど。小さい頃は、ほんとに相手を気遣う優しい子だったんですよ。息子がまだ幼稚園の年少組のころ、私が出掛ける時、つい見送ってくれる息子の前で、財布の残高が残り少ないのに気付き、『あっ、お金が無い。』と、口に出してしまったら、息子はすかさず、『パパ、これ持って行って。』とポケットから5円玉を出して、渡してくれた時は、内心『しまった』と思い、ショックでしたが、嬉しかったですね。あの折り畳み傘、父の日なので、きっと貴女が選んでくださったんでしょうね、と家内と話しているんですよ。」
「今は男性の日傘にもなる折り畳み傘が流行っていて、ちょうどいいと思って、プレゼントさせていただいたんです。」
「なるほど、それで『UV加工』と明記してあるのですね。男性も日傘代わりに使うご時世なのですね。せいぜいおしゃれ心で、使わせていただくことにします。ありがとうございました。」